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ルーターの選び方を徹底解説!初心者でもわかるポイントと利用シーン別のおすすめを紹介

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ルーターの選び方を徹底解説!初心者でもわかるポイントと利用シーン別のおすすめを紹介
※記事の内容は、メガ・エッグサービスの内容とは異なる場合があります。

インターネットを快適に利用するために欠かせないWi-Fiルーター。しかし、多くの製品が販売されており、「どれを選べば良いのか分からない」と悩んでしまう方も少なくありません。特に、専門用語が多く登場するため、初心者にとっては難しく感じられるかもしれません。この記事では、Wi-Fiルーターの基本的な役割から、ご自身の環境に最適な一台を見つけるための具体的な選び方まで、分かりやすく解説していきます。

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Wi-Fiルーター選びで後悔しないための基礎知識

Wi-Fiルーターの選び方を学ぶ前に、まずはその役割と、古い機器を使い続けることのリスクについて理解しておきましょう。適切なルーターを選ぶことは、快適なインターネット環境の第一歩です。

そもそもWi-Fiルーターが果たす役割とは?

Wi-Fiルーターは、ご家庭に引き込んだ光回線などのインターネット回線を、スマートフォンやパソコン、タブレット、ゲーム機といった複数の機器で同時に利用できるようにするための「分配器」のような役割を担っています。また、有線のLANケーブルを無線化し、家の中のどこにいてもワイヤレスでインターネットに接続できる「Wi-Fi環境」を構築する中心的な機器です。このルーターの性能が、通信速度や安定性に直接影響します。

古いルーターを使い続けることのデメリット

古いWi-Fiルーターを何年も使い続けることには、いくつかのデメリットが存在します。第一に、最新の通信規格に対応していないため、せっかく高速な光回線を契約していても、その性能を最大限に引き出せない可能性があります。また、セキュリティ技術も古いため、不正アクセスなどのサイバー攻撃のリスクが高まります。接続できる機器の台数も少なく、家族みんなで同時に使うと通信が不安定になりがちです。

デメリット項目

具体的な内容

通信速度の低下

新しいWi-Fi規格に対応しておらず、回線本来の速度が出ない。

セキュリティリスク

古いセキュリティ規格(WPA2以前)のため、脆弱性が存在する。

接続の不安定

同時に接続できる機器の数が少なく、複数台で利用すると速度が落ちやすい。

新機能の非対応

最新のスマートフォンやPCが持つ機能を活かせない場合がある。

初心者でも簡単!Wi-Fiルーターの選び方7つのステップ

ここからは、Wi-Fiルーターを選ぶ際に確認すべき7つの重要なポイントを、ステップバイステップで解説します。この手順に沿って確認していけば、誰でも自分の環境に合ったルーターを見つけることができます。

ステップ1:利用する家の間取りで対応範囲を決める

Wi-Fiルーターは製品ごとに電波の届く範囲が異なります。「2階建て・3LDK向け」のようにパッケージや製品情報に対応する間取りが記載されているため、まずはお住まいの環境に合ったものを選びましょう。電波が届きにくい鉄筋コンクリートのマンションや、部屋数の多い戸建ての場合は、より強力なモデルや、後述する「メッシュWi-Fi」の導入を検討するのがおすすめです。

ステップ2:同時に接続する機器の台数を把握する

ご家庭でWi-Fiに接続する機器の台数も、ルーター選びの重要な基準です。スマートフォンやPCだけでなく、テレビ、ゲーム機、スマートスピーカー、IoT家電など、近年はWi-Fiに接続する機器が増えています。製品ごとに「推奨接続台数」が定められているため、現在利用している機器の数に加えて、将来的に増える可能性も考慮して余裕のあるモデルを選びましょう。

ステップ3:契約回線を活かすための通信規格を確認する

Wi-Fiルーターの性能は、アンテナの数や処理能力によって決まります。特に重要なのが「最大通信速度」です。ただし、これは理論上の最大値であり、実際の速度は契約している光回線のプランに大きく依存します。例えば、1Gbpsの光回線を契約している場合、それ以上の性能を持つルーターを選んでも速度は1Gbps以上にはなりません。契約している回線プランの速度を確認し、それを十分に活かせる性能のルーターを選びましょう。

ステップ4:最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 7」を選ぶ

Wi-Fiには通信規格があり、新しいものほど高速で安定しています。2024年以降、本格的な普及が始まった最新規格が「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」です。
Wi-Fi 7は、これまでの主流であったWi-Fi 6 / 6Eをあらゆる面で凌駕する性能を持っています。最大通信速度が理論値で46Gbpsと、Wi-Fi 6の約4.8倍に達するだけでなく、通信の遅延も大幅に削減されています。
特に注目すべき新技術が「MLO(Multi-Link Operation)」です。これは、2.4GHz、5GHz、6GHzといった複数の周波数帯を同時に束ねて通信する技術で、これにより通信の安定性と速度が劇的に向上します。
高画質な8K動画のストリーミングや、一瞬の遅延が勝敗を分けるオンラインゲーム、VR/ARといった大容量・低遅延が求められるコンテンツを快適に楽しむためには、Wi-Fi 7が最適です。今後数年にわたって快適なインターネット環境を維持するためにも、これからルーターを新規に購入するのであれば、将来性を見越してWi-Fi 7対応モデルを選ぶことを強く推奨します。

Wi-Fi規格

最大通信速度(理論値)

周波数帯

特徴

Wi-Fi 7 (11be)

46Gbps

2.4GHz / 5GHz / 6GHz

超高速・低遅延。複数周波数帯を同時に利用可能で安定性も抜群。

Wi-Fi 6 (11ax)

9.6Gbps

2.4GHz / 5GHz

高速で、複数台同時接続に強い。現在の主流。

Wi-Fi 5 (11ac)

6.9Gbps

5GHz

Wi-Fi 6登場以前の主流規格

出典:総務省 IEEE 802.11be(Wi-Fi 7)の導入について

ステップ5:新しい接続方式「IPv6」への対応を確認する

インターネットに接続するには「IPアドレス」というネット上の住所が必要です。この住所のルールには従来の「IPv4」と、新しい「IPv6」の2種類があります。
近年、スマートフォンやIoT家電の普及により、世界的にIPv4のIPアドレスが不足しつつあります。この問題を解決するのが、次世代のルールである「IPv6」です。IPv6に対応したルーターを選ぶことで、IPアドレスの数を気にすることなく、安心してインターネットを利用し続けられます。
また、IPv6は通信の仕組みがよりシンプルになるため、対応する機器やサービスとのやり取りが、スムーズになることが期待できます。 さらに、セキュリティを考慮した設計がされている点も特徴の一つです。
ルーターを選ぶ際は、今後のインターネット環境を見据え、「IPv6対応」と記載されたモデルを選ぶようにしましょう。

ステップ6:より快適になる便利な付加機能で選ぶ

Wi-Fiルーターには、通信をより快適にするための様々な便利機能が搭載されています。代表的なものとして、特定の端末に電波を集中させる「ビームフォーミング」や、複数のアンテナで同時に通信を行う「MU-MIMO」、そして家中に網目状にWi-Fiエリアを広げる「メッシュWi-Fi」などがあります。これらの機能が必要かどうかを検討することで、より自分に合った一台を選ぶことができます。

ステップ7:最新のセキュリティ規格で安全性を確認する

Wi-Fiの電波は第三者に傍受されるリスクもあるため、セキュリティ機能は非常に重要です。最新のセキュリティ規格は「WPA3」と呼ばれ、従来のWPA2よりも強固な暗号化で通信を守ります。個人情報の漏洩や不正アクセスを防ぐためにも、WPA3に対応したルーターを選ぶようにしましょう。

【利用シーン別】あなたに最適なWi-Fiルーターはこれ

選び方のポイントを踏まえ、具体的な利用シーンごとにおすすめのルーターのタイプを紹介します。ご自身のライフスタイルに最も近いものをご参考にしてください。

一人暮らしのワンルーム・1LDK向けモデル

一人暮らしでワンルームや1LDKのような比較的コンパクトな間取りの場合、オーバースペックな高性能モデルは必要ありません。Wi-Fi 6に対応し、数台の機器を接続できるエントリーモデルで十分快適な環境を構築できます。価格も手頃な製品が多く、コストを抑えたい方に最適です。

家族で使うマンション・戸建て向けモデル

家族複数人で同時にインターネットを利用する場合や、部屋数の多いマンション・戸建てにお住まいの場合は、よりパワフルなミドルレンジ以上のモデルがおすすめです。多くの機器を接続しても速度が安定し、広い範囲に電波を届けられる製品を選びましょう。特に2階建て以上の戸建てでは、1台のルーターで家中をカバーするのが難しい場合があるため、「メッシュWi-Fi」対応モデルが有力な選択肢となります。

オンラインゲームや動画視聴が多い方向けの高性能モデル

オンラインゲームや4K/8Kといった高画質な動画ストリーミングを頻繁に利用する方は、通信の速度と安定性が何よりも重要になります。複数のアンテナを搭載し、CPU性能も高いハイエンドモデルがおすすめです。これらのモデルは、遅延(ラグ)を抑え、大容量のデータ通信をスムーズに行うための機能が充実しています。
特に注目すべきは、最新のWi-Fi7対応ルーターです。 Wi-Fi7は従来のWi-Fi6と比べて最大2.4倍の高速通信を実現し、複数デバイスの同時接続時でも安定したパフォーマンスを維持します。オンラインゲームにおいては、従来規格では避けられなかった遅延やパケットロスを大幅に削減し、よりスムーズなゲーム体験が可能になります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

主要Wi-Fiルーターメーカー3社の特徴を比較

どのメーカーの製品を選ぶかも悩みどころの一つです。ここでは、国内で人気の主要な3社の特徴を比較します。

BUFFALO(バッファロー):国内トップシェアで安心のサポート

BUFFALOは、長年にわたり国内で高いシェアを誇るメーカーです。日本の住環境に合わせた製品開発や、初心者でも分かりやすい設定画面、充実したサポート体制が魅力です。幅広いラインナップから、誰でも安心して選べるのが強みと言えるでしょう。

NEC:独自の技術で安定した通信を実現

NECのルーターブランド「Aterm」シリーズは、通信の安定性に定評があります。「ハイパワーシステム」といった独自のアンテナ技術により、電波が遠くまで届きやすいのが特徴です。接続が途切れにくい安定した通信環境を求めるユーザーから高い支持を得ています。

TP-Link:世界的に人気でコストパフォーマンスが高い

TP-Linkは、世界170カ国以上で製品を提供するグローバルメーカーです。 高い性能を持ちながら、比較的手頃な価格の製品が多いのが最大の特徴で、コストパフォーマンスを重視する方に人気があります。デザイン性の高いモデルが多いのも魅力の一つです。

メーカー

主な特徴

こんな人におすすめ

BUFFALO

国内シェアNo.1、手厚いサポート、簡単な設定

初心者や、安心して使える製品を求める人

NEC

安定性の高い通信、独自のアンテナ技術

通信の安定性を最優先に考える人

TP-Link

高いコストパフォーマンス、グローバルな実績

性能と価格のバランスを重視する人

Wi-Fiルーターの購入から設定までの簡単3ステップ

Wi-Fiルーターは購入して終わりではありません。ご自身で設置と初期設定を行う必要があります。しかし、近年のモデルは設定が非常に簡単になっているため、心配は不要です。

手順1:利用環境に合った製品を購入する

これまで解説してきた選び方のポイントを参考に、ご自身の環境に最適なWi-Fiルーターを選び、購入します。家電量販店やオンラインストアなどで手に入れることができます。

手順2:ルーターをモデムに接続し設置する

ご自宅に設置されているONU(光回線終端装置)やモデムと、購入したWi-FiルーターをLANケーブルで接続します。その後、ルーターの電源アダプターをコンセントに差し込みます。ルーターは、できるだけ家の中心で、床から1~2mの高さの見通しの良い場所に設置するのが理想的です。

手順3:スマホやPCから初期設定を行う

スマートフォンやパソコンのWi-Fi設定画面から、ルーターの本体側面に記載されているSSID(ネットワーク名)を探して接続します。パスワード(暗号化キー)も同様に記載されているので入力してください。その後、Webブラウザを起動すると設定画面が表示されるので、契約しているプロバイダから提供された情報を入力すれば設定は完了です。多くのメーカーが専用アプリを提供しており、さらに簡単に設定できるようになっています。

Wi-Fiルーターに関するよくある質問

最後に、Wi-Fiルーターに関して多くの方が抱く疑問にお答えします。

Wi-Fiルーターの寿命はどのくらいですか?

Wi-Fiルーター本体の物理的な寿命は5年以上持つことが多いですが、技術的な寿命、つまり「快適に使える期間」は4~6年程度が目安とされています。これは、Wi-Fiの通信規格が数年ごとに新しくなり、より高速で高機能になるためです。通信速度が遅く感じたり、接続が頻繁に途切れるようになったりしたら、買い替えのサインかもしれません。

プロバイダからのレンタルと自身での購入はどちらがお得ですか?

どちらがお得かは利用期間や求める性能によって異なります。一般的に短期間の利用であれば月額料金で使えるレンタルが手軽ですが、長期間利用する場合は、購入した方がトータルコストは安くなる傾向があります。
レンタルのルーターは故障時の対応などサポートが充実している場合が多い一方、市販のルーターは性能や機能の選択肢が豊富なので、ご自身のこだわりたいポイントに合わせて選ぶのがおすすめです。

Wi-Fiの通信速度が遅い時はどうすればいいですか?

通信速度が遅い場合、いくつかの原因が考えられます。まずはルーターの再起動を試してみてください。これだけで改善することも少なくありません。次に、ルーターの設置場所を見直したり、接続する周波数帯を5GHzに変更したりすることも有効です。それでも改善しない場合は、ルーター本体の性能が不足しているか、契約している回線プラン自体が遅い可能性も考えられます。

まとめ

Wi-Fiルーターは、快適なインターネット環境を構築するための重要な機器です。適切な製品を選ぶことで、オンラインゲームや動画視聴、テレワークなど、あらゆるシーンで安定した高速通信を実現できます。特に最新のWi-Fi 7対応ルーターは、従来規格を大幅に上回る性能を持ち、今後数年にわたって快適にご利用いただけます。

しかし、数多くの製品から最適な一台を選ぶのは簡単ではありません。そんな時はメガ・エッグのWi-Fiルーターレンタルサービスをご検討ください。最新のWi-Fi 7対応ルーターを月額料金でご利用いただけるため、初期費用を抑えながら高品質な通信環境を手に入れることができます。
さらに、メガ・エッグの高速光回線と組み合わせることで、ルーターの性能を最大限に活かした超高速インターネット環境を実現。専門スタッフによる設置・設定サポートのオプションも充実しているため、機器選びや設定に不安を感じる方でも安心してご利用いただけます。
快適で安全なインターネットライフを始めるなら、ぜひメガ・エッグまでお気軽にお問い合わせください。あなたのライフスタイルに最適なソリューションをご提案いたします。