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一人暮らしならWi-Fiはこれ!メリットや選び方、注意点を解説

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一人暮らしならWi-Fiはこれ!メリットや選び方、注意点を解説
※記事の内容は、メガ・エッグサービスの内容とは異なる場合があります。

総務省が2023年に行った「通信利用動向調査」によれば、個人でのインターネット使用率は86.2%(※1)、20代~50代では97%(※2)を超えるなど、インターネットは私たちの生活に欠かせないものとなっています。

自宅でのオンライン会議や動画視聴・ゲームなどの機会が多い人の中には、家でWi-Fiを使用する人も多いでしょう。特に、家族で暮らしている人は自宅でWi-Fiを使用する人が多い傾向にありますが、一人暮らしの場合はどうなのでしょうか。

この記事では、一人暮らしのインターネット環境の実態や、一人暮らしでWi-Fiを導入するメリット、一人暮らしで導入するのに向いているWi-Fiの種類や選び方についてお伝えします。これから一人暮らしを始める人で、Wi-Fiの導入を検討している人はぜひ参考にしてください。

※1 出典:総務省 令和6年版 情報通信白書 インターネット利用率(個人)
※2 出典:総務省 令和6年版 情報通信白書 年齢階層別インターネット利用率

一人暮らしでWi-Fiは必要か?ネット環境の実態

何かと出費の多い一人暮らしでは、支出にメリハリをつけて少しでも快適な生活を手に入れたいもの。そのように考えて通信費に目をつけた結果、「学校や会社にネット環境は整備されているし、わざわざ自宅にWi-Fiを導入しなくてもやっていけるのでは?」と思う人もいるでしょう。

ここでは、Office Withの運営する「インターネットエレクトロニクス」によるアンケート調査の結果(※)をもとに、自宅でのインターネット普及率や利用している通信環境の種類など、一人暮らしのネット環境の実態についてご紹介します。

出典:PRTIMES 株式会社アイコム総研実施のアンケート 「自宅に光回線やモバイルWiFi等のネット環境の利用状況」

自宅でのインターネット普及率

インターネットエレクトロニクスが2021年に一人暮らしの人236名を対象に行った調査では、「自宅に光回線やモバイルWi-Fiルーターなどの通信環境はあるか?(携帯電話やスマートフォンのテザリングを除く)」という質問に対し、94.5%(223名)の人が「ある」と回答しています。

スマートフォン以外の情報通信機器を持っている、持っていないにかかわらず、大半の人が光回線やモバイルWi-Fiルーターといった、携帯電話会社以外のインターネット回線を自宅で使っているという結果に。

自宅に携帯電話会社以外のインターネット環境を導入することで、結果として通信費の総額を抑えることができるともいわれています。また、通信費の削減以外にも、自宅にWi-Fiを導入することにはたくさんのメリットがあります。

利用している通信環境の種類

同調査によると、一人暮らしで自宅にインターネット回線を引いている人が使用している通信環境の種類やその割合は、以下の通りです。

※ 出典:PRTIMES 株式会社アイコム総研実施のアンケート 「自宅に光回線やモバイルWiFi等のネット環境の利用状況」

「固定回線」とは、光回線やケーブルテレビなどの電柱から建物内にケーブルを引き込んで物理的に接続するインターネット回線のことです。

このうち光回線とは、石英ガラスやプラスチックでできた光を通す「光ファイバー」というケーブルを使い、データを転送するもの。光回線は光が伝わる特性を利用した伝送方式なので、距離や外部からのノイズに影響を受けにくく、高速で大容量のデータを送受信できるという特徴があります。

ケーブルテレビは、もともと電波を受信しにくい地域で安定してテレビを見られるようにするために、映像コンテンツを同軸ケーブルを用いて各戸へ配信するサービスです。同軸ケーブルに加えて光ファイバーケーブルを併用する「HFC方式」が採用されているので、ケーブルテレビでインターネットを利用することができます。光回線が整備されていない地域でも、ケーブルテレビのインターネットなら使えるというケースも見られます。

WiMAXは、モバイル回線で短時間に大量のデータを高速通信することを目指した通信規格です。4G世代の高速通信を担うものとして規格が整備されてきましたが、結果的に、WiMAXよりも4G LTEなど一般的なモバイル通信の方が普及することとなりました。日本では特定の会社が提供するサービス名だと誤解されることが多いですが、通信規格のひとつです。

モバイルWi-Fiルーターは、その名前からもわかるとおり、持ち運びができる小型のルーターです。スマートフォンと同じモバイル回線を利用しており、ルーターが各地にある基地局から電波を受信して、PCやタブレットなどの通信情報端末に中継します。そのため、モバイルWi-Fiルーターの使える範囲は、その事業者の電波が届く範囲となります。

固定回線のシェアが圧倒的に多いのは、多くの人が自宅のインターネット回線に安定性や通信の速さを求めているからかもしれません。中でも、安定性も速度も優れている光回線に注目が集まっています。

通信回線の使用用途

一人暮らしの自宅にWi-Fiを導入している人は、自宅のWi-Fiを活用してどんなことをしているのでしょうか。インターネットエレクトロニクスの調査の「通信回線は主にどんなことに活用・利用していますか?(複数回答可)」という質問に対しての回答は、以下の通りです。

用途

人数

動画閲覧

161

ネットサーフィン

138

仕事

86

ゲーム

37

SNS

14

ネットショッピング

12

WEB講義

8

通話

5

その他

19

出典:PRTIMES 株式会社アイコム総研実施のアンケート 「自宅に光回線やモバイルWiFi等のネット環境の利用状況」

最も多い回答は「動画閲覧」でした。近年、YouTubeNetflixHuluAmazon Prime Videoといった動画配信サービスが一般的となり、各社が魅力的なコンテンツをたくさん配信しています。レンタルもオンラインで行う時代となり、街でレンタルビデオショップを見かけることも減りました。

動画のうち、特に4Kなどの高画質動画の視聴は、かなり多くの情報をやりとりします。動画のほか、ゲームも3Dを駆使したものや細部まで美しくつくり込まれた作品は、安定した高速の回線でないとキャラクターの動きが止まってしまう恐れがあるでしょう。

「動画閲覧」の後は、「ネットサーフィン」「仕事」と続きます。特にコロナ禍以降はリモートワーク、もしくはリモートワークと職場出勤の併用が増え、自宅で仕事をする機会も増えています。資料の作成はもちろん、オンラインで研修動画を見たりオンライン会議をしたりといった働き方も多く見られるようになりました。

研修動画の視聴やオンライン会議は、動画閲覧と同様に多くの情報をやりとりします。特にオンライン会議はリアルタイムでのやりとりなので、ネット環境が弱いと発言が途切れてしまったり画面がフリーズしてしまったりと円滑な会議の進行に支障が出ます。

動画閲覧やオンライン会議、ゲームを快適に行おうと考えるのなら、自宅で使うWi-Fiは光回線がおすすめです。実際に、アンケートでは自宅に光回線やケーブルテレビといった固定回線を引いている人が多いという結果となりました。

自宅にWi-Fiを導入せず、スマートフォンのテザリングを使用することもできます。しかし、テザリングは安定性では固定回線にはかないませんし、データ使用量に制限があるためあまり現実的な選択肢ではありません。また、スマートフォンをずっと使うことになると、バッテリーの消耗が激しく、スマートフォン自体の劣化を早めてしまいます。

一人暮らしでWi-Fiを利用するメリット

一人暮らしでWi-Fiを利用することには、さまざまなメリットがあります。ここでは、数あるメリットの中から3つの代表的なメリットをご紹介します。

スマートフォンの利用料金を抑えられる

1つ目にご紹介するメリットは、スマートフォンの利用料金を抑えられることです。

動画の視聴やオンラインゲームは、たくさんのデータのやりとりが必要となります。スマートフォンの回線だけで好きなだけ動画を見たりゲームをしたりすれば使用するデータ量は膨大になり、使用料金もかさんでしまうかもしれません。

一人暮らしの自宅にWi-Fiを導入した場合、外ではスマートフォンの回線を使い、家の中ではWi-Fiを使うという使い分けができます。使い分けができれば、スマートフォンのデータ通信は外に出ている間の分のみまかなえれば良いことになり、データ使用量の少ないプランで契約できます。Wi-Fiの分の通信費を支払ったとしても、通信費の総額はスマートフォンだけですべてまかなうよりも安く済む可能性があります。

リモートワークやオンライン講義が快適になる

リモートワークやオンライン講義は、コロナ禍で一気に広まり一般的になりました。自宅にWi-Fiの回線があれば、比較的快適にPCやタブレットからリモートワークを行ったり、オンラインでのミーティングや講義に参加したりできます。

スマートフォンの回線でも、リモートワークやオンライン講義に一切対応できないわけではありません。しかし、高速インターネット回線である光回線をWi-Fiで使えば、大容量ファイルの取り交わしや、たくさんの情報がやりとりされるオンラインミーティング・講義においても安定した通信に期待ができ、円滑なコミュニケーションを望めます。

コロナ禍が落ち着いた今、完全リモートワークの企業は減少傾向にある一方で、「何かあった時のため」として、ハイブリッド型でのリモートワークを進める企業も少なくありません。怪我をしたときや体調を崩したときに、リモートワークでなんとか乗り切ったという声も聞かれます。これは、オンライン講義においても同様でしょう。Wi-Fi環境を整えておいて、損はないはずです。

複数のデバイスでも快適にインターネットを利用できる

複数のデバイスでも快適にインターネットを使えるのも、一人暮らしでWi-Fiを導入するメリットです。

たとえば、PCで仕事を進めながらスマートフォンで必要な電話をかける、タブレットでオンライン講義を受けながらスマートフォンのスケジュールアプリに提出物の締め切りを登録する、などといった使い方は、複数台の端末がつながるWi-Fi環境ならではです。

近年は、インターネットに接続して使う機器が多く販売されています。一例として、ブルーレイレコーダーでは、Wi-Fiでインターネットに接続して番組表をダウンロードし、そこから録画予約をすることができます。ゲーム機もWi-Fiでインターネットに接続することでほかのユーザーと対戦できますし、テレビもWi-Fiでインターネットに接続すればYouTubeNetflixHuluなどの動画配信サービスをPCやタブレットよりも大きな画面で視聴できます。

友人とスマートフォンでビデオ通話をしながらゲーム機でインターネットを介して対戦するなどということも、Wi-Fiの環境があれば可能です。まるで隣で一緒にゲームをしているかのような臨場感が得られるでしょう。

また、インターネットに接続できるテレビでYouTubeの配信を見ながら、SNSやチャットで同じ趣味を持つ友人とリアルタイムで感想を言い合うなどといった楽しみ方も、Wi-Fiを導入していればストレスなく楽しめます。

このように、複数のデバイスをWi-Fiで繋げば、快適なインターネットライフに期待できます。

一人暮らしのWi-Fiの種類と特徴

一人暮らしのWi-Fiの選択肢として挙がるものには、「モバイルWi-Fiルーター」「ホームルーター」「固定回線(光回線)Wi-Fi」の3つがあります。

ここからは、それぞれの利用料金やメリット・デメリット、向いている人について紹介します。

モバイルWi-Fiルーター

モバイルWi-Fiルーターは、携帯電話の回線を利用したWi-Fiサービスです。各地にある基地局から送られる電波をモバイルWi-Fiルーターが受信し、PCやタブレットなどの情報通信端末に中継します。モバイルWi-Fiルーターは小型なので、持ち運びが簡単なのも特徴です。

モバイルWi-Fiルーターの利用料金

モバイルWi-Fiルーターの利用料金は、プランや事業者にもよりますが、紹介する3つの選択肢の中では比較的安価です。無制限プランのみの事業者もありますが、中には3GBプラン、10GBプランなどのように少なめの容量に対応しているプランもあります。容量に制限のあるプランを選ぶ場合には、決められた容量を超えてしまった場合の対応についても、よく確認しておくと良いでしょう。

モバイルWi-Fiルーターのメリット

モバイルWi-Fiルーターには、次のようなメリットがあります。

  • 持ち運びが可能なので外出先でも使える
  • 工事が不要なので大家さんや不動産管理会社の許可を取らなくても使える
  • 申し込みから利用開始までが早い
  • 初期費用が契約事務手数料とルーター代のみなので比較的低額で済む
  • 用途に合わせて無制限プランや安価な低容量プランから選べる
  • 短期レンタルサービスが豊富

モバイルWi-Fiルーターのデメリット

一方、モバイルWi-Fiルーターにはデメリットもあります。主なデメリットは、以下の通りです。

  • 充電式なので電池が切れるとWi-Fiが使えなくなる
  • 通信品質は光回線と比較すると落ちる
  • 無制限プランであっても速度制限がかかる場合がある
  • 電波が届かず、使えない場所もある

モバイルWi-Fiルーターがおすすめな人

先に述べたメリットやデメリットから判断すると、モバイルWi-Fiルーターがおすすめなのは、次のような人です。

  • 実家と一人暮らしの家を頻繁に行き来する人
  • 家を空けることが多い人
  • 外出先でもスマートフォン以外の情報通信端末でインターネットを使いたい人
  • カフェやシェアオフィスなど、自宅以外で作業をすることが多い人
  • 今すぐにWi-Fiが使えるようになりたい人
  • 通信速度や安定性よりも料金を重視する人

ホームルーター

ホームルーターとは、コンセントに挿すだけでWi-Fiが使えるようになるルーターです。そのため、「置くだけWi-Fi」や「挿すだけWi-Fi」とも呼ばれます。

使っている回線はスマートフォンと同じ電波です。データ通信専用SIMカードをホームルーターに挿すことでスマートフォンが使う電波をホームルーターが拾い、Wi-Fiの電波に変換して電波を飛ばします。

使う電波はモバイルWi-Fiルーターと同じですが、モバイルWi-Fiルーターよりもホームルーターの方が大きい分、内蔵されているアンテナの性能が高くなります。そのため、電波の安定性はモバイルWi-Fiルーターよりも優れている場合があります。

ホームルーターの利用料金

ホームルーターの利用料金はモバイルWi-Fiルーターより高めだといわれています。そして光回線よりは安価な場合がありますが、あまり差は見られません。

ホームルーターのメリット・デメリットと自分の生活スタイルをよく考慮した上で、自宅でのWi-Fiをホームルーターにするかどうか決めると良いでしょう。

ホームルーターはスマートフォン回線の契約とセットで割引がきく場合があります。ホームルーターを探す際には、どのような割引サービスがあるのかまで調べることをおすすめします。

ホームルーターのメリット

ホームルーターを使用するメリットには、次のようなものがあります。

  • 工事が不要なので大家さんや不動産管理会社の許可を取らなくても使える
  • 申し込みから利用開始までが早い
  • データ容量に制限がない
  • モバイルWi-Fiルーターよりも通信速度が速い
  • ルーターの置き場所を自由に変えられる

ホームルーターのデメリット

一方、ホームルーターの代表的なデメリットは、以下の通りです。

  • 持ち運びができないので自宅以外で使うのは難しい
  • 場所によっては電波が安定しなかったり通信速度が落ちたりする
  • 低容量プランがない
  • 光回線と比較すると安定性や通信速度で劣る

ホームルーターがおすすめな人

据え置きタイプのルーターであるホームルーターは、主に次のような人におすすめです。

  • 入居したらとにかくすぐにインターネットを使いたい人
  • 大家さんや不動産管理会社から光回線の工事の許可がおりない人
  • 近い将来引っ越しする予定がある人
  • データ容量を気にせず使いたい人

固定回線(光回線)Wi-Fi

固定回線で現在一般的なのは、光回線とケーブルテレビです。ここでは、より普及している光回線についてご紹介します。

光回線では、高速で大容量のデータ通信ができるので、動画視聴やオンラインミーティング、オンラインゲームなどでもストレスを感じることなく使用できます。

モバイルWi-Fiルーターやホームルーターのように、最初からWi-Fi機能が搭載されているわけではないので、プロバイダからルーターをレンタルするか、自分で用意をする必要があります。

固定回線(光回線)Wi-Fiの利用料金

固定回線(光回線)Wi-Fiの月々の利用料金はホームルーターと同程度か少し高めといわれています。これに加えて、契約事務手数料や工事代がかかるため、初期費用としての出費がかさみます。

契約事務手数料は、業者によって異なります。「回線契約料」「申込手数料」などと呼ぶ業者もあります。基本的には、契約時に一括で支払う費用です。

工事代も、事業者によってばらつきがあります。キャンペーンの適用で割引になるケースや、分割払いができるケースもありますので、内容を確認しましょう。

固定回線(光回線)Wi-Fiのメリット

固定回線(光回線)Wi-Fiを一人暮らしの家で利用するメリットは、以下の通りです。

  • 圧倒的に通信速度が速い
  • 固定回線で安定性が高い
  • データ容量に制限がない
  • スマートフォンや電気料金、ガス料金とのセット割引が使える

固定回線(光回線)Wi-Fiのデメリット

速度の速さや安定性が魅力の固定回線(光回線)Wi-Fiですが、メリットばかりではありません。たとえば、次のようなデメリットがあります。

  • 開通工事が必要
  • 申し込みからWi-Fiが使えるようになるまで時間がかかる
  • 初期費用がモバイルWi-Fiルーターやホームルーターと比較すると高め
  • 自宅以外では使えない

固定回線(光回線)Wi-Fiがおすすめな人

固定回線(光回線)Wi-Fiがおすすめなのは、次のような人です。

  • 動画視聴やオンラインゲームをストレスなく使いたい
  • リモートワークをする機会が多い
  • 通信費よりも品質を重視したい
  • しばらくは今住んでいる家に住み続ける予定がある

一人暮らしのWi-Fiを選ぶ際のチェックポイント

一人暮らしのWi-Fiを選ぶ際には、注意しておきたい点がいくつかあります。ここでは、5つのチェックポイントをご紹介します。

対応エリア

まずは、自分の家がWi-Fiを提供する事業者の対応エリアに入っているかを確認しましょう。どんなに魅力的なサービスでも、対応エリアに入っていなければ利用することはできません。

自分の家が対応エリアに入っているかどうかは、事業者のWebサイトから確認できますので、まずは事業者の公式Webサイトにて、対応エリアに関する情報をチェックしてみましょう。

データ容量

動画視聴やオンラインゲームを楽しみたい人、オンラインミーティングを利用したりオンライン講座を受講したりする予定のある人には、データ容量を確認することをおすすめします。

固定回線(光回線)Wi-Fiやホームルーターであれば、基本的にデータ容量の上限はありません。一方、モバイルWi-Fiルーターの場合は、データ容量に上限のあるプランもあります。また、データ容量に制限がない料金プランの場合でも、ある一定のデータ通信量を超えると速度制限がかかるものもあります。

せっかくWi-Fiを導入するのであれば、快適な環境を整えたいもの。データ容量についても、きちんと確認しておきましょう。

通信速度

通信速度も、Wi-Fi環境の快適さを決める上で大きな要素です。インターネットの回線速度は「bpsbits per second)」という単位で表されます。この数値が大きければ大きいほど、通信速度が速くなります。

また、インターネットの回線には「上り」と「下り」があります。データを送信することを「上り」と呼び、メールの送信、SNSの投稿、動画の投稿、ファイルのアップロードなどが「上り」の速度に左右されます。一方、データを受信することを「下り」といい、影響されるのはメールの受信やWebサイトの閲覧、ファイルの受信などです。「上り」と「下り」は分けて考えた上で、それぞれの速度(bps)を確認しましょう。

また、速度を決める要素には、「Ping値」もあります。Ping値とは、通信の応答速度を示すもので、この数値が小さければ小さいほど応答が良く、タイムラグが起きづらくなります。

通信速度の参考となりますが、みんなのネット回線速度に掲載されている(3月22日時点)のモバイルルーター、ホームルーター、固定回線(光回線)の「上り」「下り」速度およびPing値の平均値(直近3か月)は、以下の通りです。(Wi-Fi環境に限るものではありません。)

種類

モバイルルーター

ホームルーター

固定回線(光回線)

上り

19.4Mbps

25.4Mbps

436.0Mbps

下り

109.6Mbps

209.8Mbps

516.7Mbps

Ping

47.8ms

43.2ms

18.1ms

出典:みんなのネット回線速度 各回線タイプの平均値(直近3ヶ月)  

また、用途ごとに必要な速度の目安は以下の通りです。

用途

速度(上り)

速度(下り)

メールやチャットの

メッセージ送信

SNSのテキスト投稿

1Mbps

SNSの写真投稿

3Mbps

SNSの動画投稿

10Mbps

メールやチャットのメッセージ受信

28Kbps1Mbps

WebサイトやSNSの閲覧

1Mbps10Mbps

動画視聴

3Mbps25Mbps

オンラインゲーム

30Mbps100Mbps

上記を参考に、自分がWi-Fi環境を利用してどのようなことをやりたいのかを考えた上で、適切なWi-Fiを選ぶと良いでしょう。

通信の安定性

通信の安定性も、快適にWi-Fiを使う上では重要な要素です。

安定性では、物理的に回線を引き込んで接続し、電波干渉を受けない固定回線(光回線)Wi-Fiが有利です。また、固定回線(光回線)Wi-Fiの中でも、電力会社系の事業者は独自の回線網を使用しているため、混雑による速度低下が起こりにくくなる場合もあります。

リモートワークをしたり、大容量ファイルのやりとりをしたりする機会が多い人は、安定性にも注意してWi-Fiを選ぶと良いでしょう。

月額料金

月々いくらかかるのかもチェックしておきたいポイントです。モバイルWi-Fiルーター、ホームルーター、固定回線(光回線)Wi-Fiの料金は、おおむね次のように比較可能です。

 

モバイルWi-Fiルーター

ホームルーター

固定回線(光回線)Wi-Fi

料金

比較的安価

モバイルWi-Fiルーターよりは高め

ホームルーターと同程度か高め

事業者の中には、スマートフォンや電気料金、ガス料金とのセット割引が使えるところもあります。また、契約するとオプションでNetflixHuluのようなサブスクリプションサービスに加入できたり、セキュリティサービスを正規料金よりも割安な価格で契約できたりする事業者もあります。契約してからしばらくの間は、月々の基本料金が割り引かれる事業者も多いです。

月額料金の価格を比較するときには、必要なオプションを考慮し、使える割引を使った上で金額を比較するようにしましょう。

まとめ 

一人暮らしで使えるWi-Fiにはさまざまなものがあり、よく選択肢に挙がるのは「モバイルWi-Fiルーター」「ホームルーター」「固定回線(光回線)Wi-Fi」です。

どのWi-Fiにもメリット・デメリットが異なるため、特徴をよく把握した上で、ご自身のニーズに合わせて最適なWi-Fiを選ぶのが良いでしょう。

Wi-Fiを選ぶ際は、一人暮らしのWi-Fiを選ぶ際のチェックポイントを一つひとつ確認してみてください。

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