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Wi-Fiルーターの適切な置き場所は?通信速度に影響する理由も解説!

Wi-Fiルーターの適切な置き場所は?通信速度に影響する理由も解説!

Wi-Fiの通信速度が遅い、接続が頻繁に途切れるといった問題は、Wi-Fiルーターの置き場所が原因の一つかもしれません。Wi-Fiの電波は距離や障害物、周辺機器の影響を受けるため、同じWi-Fiルーターでも設置する場所によって通信の安定性が変わります。快適な通信環境を整えるには、電波の性質を理解した上で、家の間取りや利用場所に合った位置へWi-Fiルーターを置くことが大切です。本記事では、Wi-Fiルーターに適した置き場所や避けたい場所、通信速度が改善しない場合の対処法について解説します。

【この記事で分かること】

●    Wi-Fiルーターから離れたり、障害物があったりすると、電波が届きにくくなり通信速度が低下しやすい
●    Wi-Fiルーターは、家の中心付近の開けた場所へ設置するのが望ましい
●    置き場所を変えても改善しない場合は、再起動や周波数帯の切り替えなどを試すとよい

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Wi-Fiルーターの置き場所が通信速度に影響する理由

Wi-Fiの電波は、距離や障害物、他の機器が発する電波などの影響を受けます。そのため、契約している回線や使用するWi-Fiルーターが同じでも、置き場所によって通信速度や接続の安定性が変わることがあります。

ここでは、設置場所がWi-Fiの通信に影響する主な理由を確認しましょう。

Wi-Fiルーターから離れるほど電波が弱くなるため

Wi-Fiの電波は、Wi-Fiルーターから離れるほど弱くなる性質があります。Wi-Fiルーターの近くでは快適に通信できても、離れた部屋や別の階へ移動すると、通信速度が低下したり接続が途切れたりすることがあるでしょう。電波が届く距離は、Wi-Fiルーターの性能や周波数帯、住宅の構造などによって異なります。見通しのよい場所であっても、遠くなるほど安定した通信は難しくなるため、よくインターネットを使う場所から大きく離れない位置へ設置するのが望ましいでしょう。

ただし、特定の部屋に近づけ過ぎると、他の部屋へ電波が届きにくくなる可能性もあります。複数の部屋でWi-Fiを利用する場合は、家全体での兼ね合いを考えて設置場所を決めるとよいでしょう。

障害物により電波が減衰するため

Wi-Fiルーターと端末の間に壁や家具があると、Wi-Fiの電波が吸収・反射され、届くまでに弱くなることがあります。特に壁や床を複数枚挟む場所では、Wi-Fiルーターからの直線距離が近くても通信が安定しないかもしれません。

電波を通しにくい主な素材や障害物は、次の通りです。

●    金属製の棚や扉
●    アルミ箔などの金属層を含む断熱材
●    コンクリートや土壁
●    水槽など水を多く含むもの

Wi-Fiルーターの周囲だけではなく、普段Wi-Fiを使う場所までの経路に大きな障害物がないかも確認するとよいでしょう。

家電や周辺機器の電波と干渉することがあるため

Wi-Fiルーターの近くに同じ周波数帯を使う機器があると、電波干渉によって通信が不安定になることがあります。特に2.4GHz帯は、Wi-Fi以外のさまざまな機器でも利用されているため、周辺環境の影響を比較的受けやすい周波数帯です。

電波干渉の原因となる可能性がある機器には、次のようなものがあります。

●    電子レンジ
●    Bluetooth対応のスピーカーやイヤホン
●    一部のコードレス電話
●    ワイヤレス対応の周辺機器

例えば、電子レンジの使用中だけ動画が止まったり、通信が途切れたりする場合は、電波干渉が起きている可能性があります。Wi-Fiルーターをこれらの機器から離すことを検討してみましょう。

Wi-Fiルーターに適した置き場所

台の上に置かれたWi-Fiルーター

では、具体的にどのような場所にWi-Fiルーターを設置すれば、通信が安定しやすいのでしょうか。ここでは、Wi-Fiルーターの設置に適した場所を紹介します。

家の中心に近い場所

Wi-Fiの電波は、一般にWi-Fiルーターを中心として周囲へ広がります。そのため、家の端や隅に置くよりも、普段Wi-Fiを利用する範囲の中心付近へ設置した方が、複数の部屋へ電波を届けやすくなります。例えば、リビングを中心に各部屋でWi-Fiを使う場合は、リビングにある棚の上などが候補になるでしょう。一方、窓際や玄関付近へ置くと、反対側の部屋まで電波が届きにくくなる可能性があります。2階建て以上の住宅では、水平方向だけではなく上下階への届き方も考えることが大切です。階段付近や吹き抜けなど、各階の間に大きな障害物が少ない場所へ設置すると、電波が行き渡りやすくなる場合があります。

床から1~2mの高さがある場所

Wi-Fiルーターを床へ直接置くと、周囲の家具や物に電波を遮られやすくなります。電波が部屋全体に届きやすくなるよう、床から1~2mほどの高さを目安に設置するとよいでしょう。具体的には、リビングボードや棚、ラックの上などが候補です。

ただし、高さを確保できても、本や雑貨などでWi-Fiルーターの周囲を囲むと電波が広がりにくくなります。また不安定な棚の上や、落下する恐れがある場所への設置は避ける必要があります。電波の届きやすさと安全性の両方を確認し、配線にも無理のない高さを選ぶことが重要です。

熱のこもりにくい開けた場所

Wi-Fiルーターは稼働中に熱を発するため、周囲に物が密集した場所では本体の温度が上がりやすくなります。熱がこもると、動作が不安定になったり、機器の劣化を早めたりする可能性があるでしょう。Wi-Fiルーターの周囲には一定の空間を空け、通気口をふさがないように設置することが大切です。布やカバーをかぶせる、他の電子機器と重ねて置くといったことも避けた方がよいでしょう。

Wi-Fiルーターの設置を避けたい場所

指でバツ印を作っている人

Wi-Fiルーターは、電波を遮るものが多い場所や、本体に負担がかかる環境への設置を避ける必要があります。置き場所によっては通信が不安定になるだけではなく、故障や劣化を招く可能性もあるでしょう。

ここでは、Wi-Fiルーターの設置に適していない場所を紹介します。

クローゼットや収納棚の中

配線や本体を隠すために、Wi-Fiルーターをクローゼットや収納棚の中へ置くケースがありますが、この配置だと扉や壁、収納物が障害物となり、電波が室内へ広がりにくくなるため注意が必要です。特に金属製の棚や扉は電波を反射しやすく、通信速度の低下や接続の不安定さを招く可能性があります。また密閉された空間は熱がこもりやすいため、先述のようにWi-Fiルーターの動作にも負担がかかるでしょう。外から見えにくい場所へ置きたい場合は、扉のない棚を選び、周囲に十分な空間を確保することが大切です。配線ボックスなどを使う際も、通気口やWi-Fiルーター本体をふさがないようにするとよいでしょう。

湿気やほこりが多い場所

浴室や洗面所の近く、加湿器のそばなど、湿気が多い場所への設置は避けた方がよいでしょう。水分がWi-Fiルーター内部へ入り込むと、故障や動作不良を引き起こす恐れがあります。またほこりが通気口にたまると放熱しにくくなり、本体の温度が上昇する原因となります。端子部分にほこりが付着すれば、接触不良などにつながるかもしれません。Wi-Fiルーターは、風通しがよく水回りからは離れた場所に設置することが基本です。

直射日光が当たる場所

窓際など直射日光が当たる場所では、Wi-Fiルーター本体の温度が上がりやすくなります。特に夏場は、日差しと室温の上昇が重なり、想定以上に高温になる可能性があります。高温の状態が続くと、動作が不安定になったり、部品の劣化が早まったりすることがあるでしょう。設置場所を決める際は、一日の中での日当たりも確認しましょう。午前中は日陰でも、時間帯によって日光が当たる場所もあるため注意が必要です。窓から少し離れた場所や、カーテン越しでも高温になりにくい位置を選ぶとよいでしょう。

置き場所を変えても通信速度が改善しないときの対処法

Wi-Fiルーターの置き場所を見直しても、通信速度が改善しない場合があります。ここでは、設置場所以外に確認したい対処法を紹介します。

Wi-Fiルーターを再起動する

Wi-Fiルーターを長時間使用していると、一時的な処理エラーなどによって通信が不安定になることがあります。このような場合は、Wi-Fiルーターを再起動すると正常な状態へ戻る可能性があります。電源を切った後はすぐに入れ直さず、10秒から数分ほど待ってから再接続してみるとよいでしょう。電源ボタンがない機種では、ACアダプターをコンセントから抜いて対応します。光回線を利用している場合は、Wi-Fiルーターとは別に、ONU(光回線終端装置)などが設置されていることがあります。それぞれの取扱説明書に従って再起動を試してみるとよいでしょう。なお、電源を入れ直した後は、通信が安定するまで数分かかるケースがあります。

接続する周波数帯を切り替える

Wi-Fiでは、主に2.4GHz帯と5GHz帯が使われています。機器が対応していれば6GHz帯を利用できる場合もあります。それぞれ電波の届き方や混雑のしやすさが異なるため、利用する場所に応じて切り替えると通信が改善することがあります。

周波数帯 主な特徴 適した利用環境
2.4GHz帯 遠くまで届きやすく、障害物にも比較的強い Wi-Fiルーターから離れた部屋
5GHz帯 高速通信に向き、家電との干渉を受けにくい Wi-Fiルーターの近く
6GHz帯
より高速な通信に向き、混雑や干渉が少ない
Wi‑Fiルーターの近く

例えば、電子レンジの使用中に通信が乱れる場合は、2.4GHz帯から5GHz帯への切り替えが有効でしょう。6GHz帯に対応した機器を利用している場合は、6GHz帯を選択することも有効です。一方、壁を挟んだ部屋まで電波が届きにくいときは、2.4GHz帯へ切り替えてみるのも選択肢の一つです。

可動式アンテナの向きを調整する

外付けの可動式アンテナを備えたWi-Fiルーターでは、アンテナの向きによって電波が届きやすい方向が変わります。利用する階や部屋に合わせて角度を調整してみるのがおすすめです。同じ階を中心に利用する場合はアンテナを立てる、上下階でも利用する場合は向きを変えるなど、通信状況を確認しながら調整してみましょう。複数のアンテナがある機種では、全てを同じ方向へそろえず、それぞれ角度を変える方法もあります。ただし、適切な向きは機種によって異なるため、メーカーの取扱説明書も確認してみるとよいでしょう。

まとめ

Wi-Fiルーターの電波は、設置する位置や周囲の環境によって届き方が変わります。家の中心に近く、床から適度な高さがある開けた場所に置くことで、複数の部屋へ電波を届けやすくなるでしょう。
一方、クローゼットの中や湿気の多い場所、直射日光が当たる窓際などは、通信の不安定さや機器の劣化につながるため避ける必要があります。Wi-Fiルーターの周囲にはなるべく物を置かないことも大切です。置き場所を変えても改善しない場合は、再起動や周波数帯の切り替えなどを試してみるとよいでしょう。

Wi-Fiルーターの置き場所やアンテナの向きを見直しても通信状況が改善しない場合は、ルーターやインターネット回線自体の見直しも選択肢の一つです。通信機器だけでなく回線品質が影響している場合もあるため、利用環境に合ったサービスを選ぶことが重要です。

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