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「LANケーブルはどれも同じ」「価格が安いもので十分」と考えて選んでいる方も多いのではないでしょうか。LANケーブルは一見どれも同じように見えますが、カテゴリや芯線の構造・シールドの有無などによって、性能が異なります。こうした違いは、通信速度や接続の安定性に影響するため、しっかりと把握した上で選ぶことが重要です。
本記事では、LANケーブルの基本的な仕組みから、カテゴリごとの違い、用途に応じた失敗しない選び方まで解説します。
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メガ・エッグ公式サイトLANケーブルとは?
LANケーブルは、パソコンやルーター、ゲーム機などのネットワーク機器同士を有線接続して、データをやり取りするためのケーブルです。
両端にコネクタが付いており、機器のLANポートに差し込むだけで接続できます。LANケーブルを使って有線接続すれば、Wi-Fiのような無線接続と比べて電波干渉や障害物の影響を受けにくくなり、通信が安定しやすくなるのが特徴です。そのため、通信が安定しやすく、オンラインゲームやWeb会議でも通信の遅延や切断の影響を受けにくくなります。また4K・8K動画の視聴や大容量ファイルの送受信にも適しています。
LANケーブルには複数の規格があり「Cat5e」「Cat6」「Cat6A」などのカテゴリで分類されています。数字が大きいほど高速通信や広い帯域幅に対応しています。近年では、1Gbps以上の高速回線や10Gbps回線の普及に伴い、10Gbps通信に対応したCat6A以上が選ばれるケースも増えてきました。
LANケーブルでできること

LANケーブルの主な役割は、機器同士を有線接続して安定した通信を行うことです。加えて、通信と同時に機器へ電力を供給するためにも利用できます。
ここでは、LANケーブルでできる代表的なことを解説します。
有線接続でインターネットを利用できる
LANケーブルを使ってパソコンやゲーム機、テレビなどをONUやルーターへ直接接続すると、安定したインターネット通信を利用しやすくなります。Wi-Fiは便利な一方で、壁や家具などの障害物やルーターとの距離によって通信品質が低下する場合があります。
また周辺にある機器と電波干渉が起こり、速度低下や接続切れが発生することもあります。一方、有線接続は電波の影響を受けにくく、通信速度や安定性を維持しやすい点が特徴です。無線接続より通信の遅延を受けにくいため、以下のような用途に適しています。
※有線接続でも速度が出ない場合は、ルーター性能や回線混雑などが影響している可能性があります。
- オンラインゲーム
- 4K/8K動画の視聴
- Web会議やリモートワーク
- 大容量ファイルの送受信
- ライブ配信
例えば、Web会議中に映像や音声が途切れる、オンラインゲームでラグが発生するといった場合でも、有線接続へ切り替えることで改善するケースがあります。安定した通信環境を重視する場合は、LANケーブルによる有線接続も有効な選択肢です。
データを安全にやり取りできる
LANケーブルでルーターやハブと端末を物理的につないで、直接データをやり取りできるため、外部からの不正アクセスにより通信内容が漏えいするリスクを抑えやすくなります。
Wi-Fiは、ネットワーク名(SSID)やパスワードが漏えいすると、第三者に不正接続される可能性があります。特に、公共の場や集合住宅などセキュリティ対策が不十分な環境では、個人情報や業務データが傍受されてしまうリスクもあります。
一方、有線接続はケーブルを通じて通信を行うため、通常はLANケーブルなどで物理的に接続された機器のみがネットワークに参加できます。そのため、Wi-Fiと比べて外部からの不正侵入や通信傍受といったリスクを相対的に抑えやすい傾向があります。個人情報はもちろん、契約情報や顧客データ、社内システムへのアクセスなど、業務で扱う機密性の高いやり取りにも有線接続が適しています。
対応機器へ電力を供給できる
PoE(Power over Ethernet)対応機器を利用すると、LANケーブルを通じてデータ通信と同時に電力供給を行えます。
通常、ネットワーク機器を設置するには、LANケーブルとは別に電源ケーブルやコンセントが必要です。しかし、このようなPoE対応機器であれば、LANケーブル1本で通信と給電をまとめて行えます。
そのため、コンセントを設置しにくい場所でもネットワーク機器を導入可能です。例えば、以下のような機器で活用されています。
- ネットワークカメラ
- 無線アクセスポイント
- IP電話
- 入退室管理システム
例えば、天井に防犯カメラを設置する場合、通常は電源工事が必要になるケースがあります。PoE対応ならLANケーブルを接続するだけで動作するため、配線工事を簡略化できるでしょう。
また電源ケーブルやACアダプタを減らせるため、配線がすっきりまとめやすく、タコ足配線の防止にもつながります。
LANケーブルのカテゴリ一覧
LANケーブルには、通信速度や伝送帯域によって分類された「カテゴリ」があり、数字が大きいほど最大通信速度や伝送帯域が向上していきます。主要カテゴリの仕様は、以下の通りです。
|
カテゴリ |
最大通信速度 |
伝送帯域 |
|
カテゴリ5(CAT5) |
100Mbps |
100MHz |
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カテゴリ5e(CAT5e) |
1Gbps |
100MHz |
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カテゴリ6(CAT6) |
1Gbps |
250MHz |
|
カテゴリ6A(CAT6A) |
10Gbps |
500MHz |
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カテゴリ7(CAT7) |
10Gbps |
600MHz |
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カテゴリ7A(CAT7A) |
10Gbps |
1000MHz |
|
カテゴリ8(CAT8) |
40Gbps |
2000MHz |
カテゴリが低いケーブルを使用すると、契約回線の最大通信速度を出せない場合があります。契約回線の性能を十分に発揮できるカテゴリの商品を選ぶことをおすすめします。なお、一般的な家庭用途にはカテゴリ6またはカテゴリ6Aで十分な性能を確保できることが多く、カテゴリ7以上は主に高いノイズ耐性や特殊な要件が求められる環境で利用されます。
失敗しないLANケーブルの選び方

LANケーブルは各社から多くの製品が販売されており、どれを選べばよいか迷う方も少なくありません。そこで、使用目的に応じたLANケーブルの選び方を4つのポイントから解説します。
通信速度に合ったカテゴリを選ぶ
現在の通信速度に合ったカテゴリを選ぶことが大切です。
先述したように、LANケーブルは最大通信速度・伝送帯域の違いによってカテゴリ分けされており、数字が大きいほど高速・広帯域です。カテゴリが回線スペックに合っていないと、本来の速度を発揮できません。
例えば、1Gbpsの光回線を契約していてもカテゴリ5のケーブルを使用すると、上限は100Mbpsに制限されてしまいます。
LANケーブルの購入時は、契約している回線の最大速度と、接続するルーター・ハブのカテゴリ対応状況を確認した上で、どちらにも見合ったカテゴリを選びましょう。カテゴリ表記は、製品パッケージや商品ページに「CAT.6A」のように表記されています。
なお、LANケーブルには上位互換性があるため、カテゴリ5e対応機器にカテゴリ6のケーブルを接続しても問題なく使えます。もしカテゴリを間違えて購入してしまっても、上位のカテゴリである場合は問題ありません。
用途に合った芯線を選ぶ
LANケーブルを選ぶ際は、芯線構造にも注目すると選びやすくなります。芯線には大きく「単線」と「より線」の2種類があり、それぞれ適した用途が異なります。
単線
単線は、1本の太い銅線で構成されたLANケーブルです。ケーブル自体は硬めですが、通信が安定しやすく、長距離配線に向いています。
導体が太いことで電気抵抗が小さく、信号が減衰しにくい点が特徴です。また外部からの電磁ノイズの影響も受けにくく、長い距離でも通信品質を維持しやすくなります。そのため、10m以上の長い配線や、一度設置したら頻繁に動かさない環境に適しています。例えば、以下のような用途で利用されます。
- 壁の内側への配線
- 天井裏への固定配線
- オフィスビル構内の基幹配線
- 部屋をまたぐ長距離配線 など
一方で、ケーブルが硬く曲げにくいため、狭い場所での取り回しにはあまり向いていません。頻繁に抜き差しする用途よりも、固定設置を前提とした環境で使いやすいタイプといえます。
より線
より線は、複数の細い銅線を束ねて構成されたLANケーブルです。柔らかく曲げやすいため、取り回しやすい点が特徴です。
デスク周りやテレビ裏など、狭い場所でも配線しやすく、ルーターとパソコン、ゲーム機などを接続する短距離用途に適しています。ケーブルを頻繁に動かす環境でも扱いやすいため、家庭での配線に使われることも少なくありません。
例えば、以下のような用途で使われます。
- パソコンとルーターの有線接続
- ゲーム機の有線接続
- テレビやレコーダー周辺の配線
- ノートパソコン用の持ち運びケーブル
ただし、単線と比較するとノイズの影響を受けやすく、距離が長くなるほど信号の減衰が大きくなるため、長距離の配線にはあまり向いていません。
一方で、5m前後の配線であれば、通信品質への影響はほとんど気にせず使用できます。
用途に合った内部構造を選ぶ
LANケーブルは線の内部構造による分類もできます。

ストレートケーブル
ストレートケーブルは、ケーブル内部の配線が両端で同じ順番になっているLANケーブルです。LANケーブルの内部には複数本の芯線が入っていますが、両端のコネクタで対応する端子同士がそのまま(ストレートに)結線されているため、異なる種類の機器をつないでも信号が正常に送受信されます。
例えば、以下のような接続で使用されます。
- ルーターとパソコン
- ハブとゲーム機
- ONUとルーター
- テレビとルーター
現在、市販されているLANケーブルの大半はストレートタイプで、一般家庭でも使用されているのも基本的にはこのタイプに該当します。
クロスケーブル
クロスケーブルは、パソコン同士など、同じ種類の機器を直接接続するためのLANケーブルです。内部の配線が途中で交差しており、一方の送信信号がもう一方の受信端子へ届くよう設計されています。これにより、通信機器を介さずに機器同士を直接通信させることが可能です。
例えば、以前は以下のような用途で利用されていました。
- パソコン同士の接続
- ハブ同士の接続
- ルーター同士の接続
通常のストレートケーブルは異なる種類の機器を接続する前提で作られているため、従来は同種機器同士を直接つなぐ際にクロスケーブルが必要でした。
ただし、現在のルーターやパソコン、スイッチングハブの多くは、「Auto MDI/MDI-X」という自動判別機能を搭載しています。この機能により、接続機器に応じて送受信を自動で切り替えられるため、多くの場合ストレートケーブルでも通信可能です。
そのため、一般的な家庭用・オフィス用環境では、クロスケーブルを使用する場面は少なくなっています。
使用環境に合わせてシールドの有無を選ぶ
LANケーブルを選ぶ際は、通信速度や長さだけでなくノイズ対策の有無も重要です。
LANケーブルには、シールド処理のない「UTPケーブル」と、シールド処理を施した「STPケーブル」があります。使用環境によって適したタイプが異なるため、設置場所に合わせて選びましょう。
UTPケーブル
UTPは「Unshielded Twisted Pair」の略で、シールド処理を行っていないLANケーブルです。
LANケーブルは、周囲の電化製品や配線から発生する電磁ノイズの影響を受ける場合があります。シールドとは、そのノイズを抑えるために、金属箔や編組線などでケーブルを保護する加工のことです。
UTPケーブルはこのシールドを省略しているため、以下のような特徴があります。
- 比較的安価
- 柔らかく取り回しやすい
- 軽量で扱いやすい
- アース接続が不要
ノイズ耐性はSTPケーブルより低いものの、家電製品をケーブルから離して配置するなど基本的な配線管理を行えば、問題にならないことがほとんどです。一般的な家庭用途であれば、基本的にはUTPケーブルで十分対応できると考えられます。
STPケーブル
STPは「Shielded Twisted Pair」の略で、内部にシールド処理を施したLANケーブルです。ケーブル内部をアルミ箔や金属編組で覆うことで、外部からの電磁ノイズを抑え、通信の安定性を高めています。
特に、強い電磁波が発生しやすい環境では効果を発揮します。例えば、以下のような場所で利用されています。
- 工場の生産ライン
- サーバールーム
- 病院や医療機器周辺
- 大型機械を使用する施設
こうした環境では、モーターや業務用機器から発生する電磁ノイズによって通信障害が起こる場合があるため、STPケーブルが有効です。
一方で、STPケーブルには注意点もあります。シールド部分に不要な電気がたまると、逆にノイズの原因になることがあるため、適切なアース処理が必要です。接続する機器側もアース対応している必要があり、環境によっては導入のハードルが高くなります。
また、UTPケーブルと比べると価格が高く、ケーブルもやや硬めです。
そのため、一般家庭ではUTPケーブルが主流であり、STPケーブルはノイズの多い業務環境向けの選択肢といえます。
まとめ
LANケーブルは、インターネットを安定して利用するために欠かせない通信機器の一つです。一見どれも同じように見えますが、カテゴリや芯線構造、シールドの有無などによって性能や適した用途は異なります。
特に、オンラインゲームや動画視聴、Web会議など通信の安定性が求められる場面では、使用環境に合ったLANケーブル選びが重要です。家庭用途では、カテゴリ6やカテゴリ6AのUTPケーブルが選ばれることが多く、長距離配線では単線、取り回しやすさを重視する場合はより線が適しています。本記事を参考に、用途や設置環境に合ったLANケーブルを選ぶことで、快適で安定した通信環境につながります。
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※実際の通信速度はご利用環境や時間帯などにより変動します。