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光回線が工事不要になる4つのケース!工事内容や注意点を詳しく紹介

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光回線が工事不要になる4つのケース!工事内容や注意点を詳しく紹介
※記事の内容は、メガ・エッグサービスの内容とは異なる場合があります。

自宅でインターネットを利用する際は光回線が便利ですが、「工事が面倒」「できるだけ早く使いたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
光回線は、必ずしも工事が必要というわけではありません。特定の条件を満たしていれば、工事不要ですぐに使えるケースもあります。
この記事では、光回線の工事が不要・必要になるケース、工事の流れや注意点、工事の有無を確認する方法、工事ができないケースなどを詳しく紹介します。
光回線が工事不要で使えるケースを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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光回線の工事が不要になる4つのケース

光回線を利用する際は基本的に工事が必要ですが、不要になるケースもあります。ここでは、光回線の工事が不要になるケースを詳しく解説します。

光ファイバーが導入されている

光ファイバーが自宅に導入されている場合は、工事が不要になる可能性があります。光ファイバーが引き込まれているかどうかは、光コンセントの有無で判断できます。
光コンセントが設置されていれば、ONU(光回線終端装置)やWi-Fiルーターなどの必要機器を接続するだけで光回線の利用が可能です。
すでに光ファイバーが導入されている状況では、工事不要で光回線を利用できる可能性があるため、手間や工事費を抑えられます。

ただし、光ファイバーが導入されていても工事が必要な場合があります。例えば、独自回線サービスを契約すると、光コンセントが設置されていても工事が必要です。
また、すでに光ファイバーが導入されている場合でも、光コンセントの状態や回線の互換性は確認しなければいけません。
光コンセントが劣化していたり、光ファイバーだけが撤去されていたりする可能性もあるため、申し込み時の確認が必要です。

事業者変更

現在契約中の光コラボ事業者から別の光コラボ事業者へ乗り換える際は、既存の光回線をそのまま利用できるため新たな工事は不要です。
事業者変更を行う際は、現在契約中の光コラボ事業者へ問い合わせて「事業者変更承諾番号」を取得する必要があります。
取得した番号を使用して新たな光コラボ事業者へ申し込みを行い、手続きが完了すると既存の光回線をそのまま利用できます。
事業者変更は工事費の削減だけではなく、インターネット回線の空白期間を短縮できるメリットもあります。
ただし、別の光コラボ事業者へ乗り換えることで、メールサービスや独自オプションなどを引き継げない可能性があるため注意が必要です。

転用

転用とは、NTT東日本・西日本 が提供するフレッツ光から光コラボ事業者へ乗り換える手続きのことで、工事不要で光回線を継続利用できます。
転用で工事が不要になる理由は、フレッツ光と光コラボが同じNTT東日本・西日本の光ファイバーを利用しているからです。
物理的な回線はそのままで、契約先の事業者が変わるだけになるため、新たに光ファイバーを引き直す必要がありません。
申し込み後は約1週間程度で切り替えが完了し、工事のための立ち会いや長期間のインターネット利用不可などの不便を避けることができます。
ただし、回線の種別を変更する「品目変更」を同時に行う場合は、工事が必要になる可能性があるため注意が必要です。

再契約

光回線を以前利用したことがある場合は、同じ事業者との再契約で工事が不要になるケースがあります。
解約前に使用していた光ファイバーケーブルや設備が、自宅や建物内に残っている場合は、再度工事をせずにそのまま利用することが可能です。
以前使用していた光回線の撤去工事を行っていなければ、再契約時に「光回線再利用承諾番号」を取得し、工事不要で開通できます。
ただし、解約時に回線の撤去工事を行っている場合や、光ファイバーや設備が経年劣化している場合などは、再契約時に新たな工事が必要です。
光回線の再契約を検討する際は、事前に利用予定の事業者に問い合わせ、工事の有無を確認しておきましょう。

光回線の工事が必要になる4つのケース

光回線を契約する際は、多くの場合で工事が必要になります。ここでは、光回線の工事が必要になるケースを詳しく解説します。

新築の戸建てで初めて契約する

新築の戸建て住宅で初めて光回線を契約する場合は、必ず開通工事が必要です。
新築の戸建て住宅には、光ファイバーや光コンセントが設置されていないため、一からインターネット環境を構築しなければいけません。
申し込みから工事完了までは時間がかかるため、入居予定日の2~3ヶ月前から契約手続きを進めておくのが理想的です。
また、工事を実施するためには電気を使えることが前提条件になるため、配管や内装工事が終了しているタイミングで工事を進めましょう。
工事費用は、戸建て住宅の場合は約2~4万円が相場ですが、事業者によっては無料キャンペーンを実施している可能性があります。
余裕を持ったスケジュールで、事前に各事業者を比較検討することが重要です。

光コンセントが設置されていない

光コンセントが設置されていない場合は、必ず開通工事が必要です。
光コンセントがないのは、その建物に光ファイバーケーブルが引き込まれていないことを意味するため、インターネット環境を構築しなければいけません。
開通工事で建物内に引き込んだ光ファイバーケーブルは、指定した場所に光コンセントとして設置され、ONUやWi-Fiルーターを接続することでインターネットが利用できます。
集合住宅の場合は、まず建物の共用部分まで光ファイバーケーブルを引き込み、そこから各戸へ配線する方式が一般的です。

●    光配線方式
●    VDSL方式
●    LAN配線方式

光配線方式では必ず光コンセントが必要ですが、VDSL方式やLAN配線方式では、光コンセントがなくても光回線を利用できる場合があります。
共用部分まで光ファイバーケーブルが引き込まれているかは、オーナーや管理会社へ確認しておきましょう。

利用したことのない光回線を新規契約する

利用したことのない光回線を新規で契約する場合、基本的には開通工事が必要です。
光回線を利用するためには、光ファイバーケーブルを屋内に引き込み光コンセントを設置する必要がありますが、自宅に同一の回線がなければ新たに工事しなければいけません。
特に独自回線を使用する事業者の場合は、それぞれが独自の回線設備を使用しているため、新たに回線を引き込む工事が必要になります。
使用する回線インフラが異なる場合は工事が必要になるため、工事の有無が分からない場合は事前に事業者へ確認しておくのがおすすめです。

既存の設備が劣化している

既存の光ファイバー設備が劣化している場合は、光回線の工事が必要になります。
光ファイバーケーブルは、経年劣化で通信品質が低下する可能性があるため、たとえ光コンセントが設置されていても工事なしで利用できないことがあります。
光ファイバーケーブルの経年劣化で懸念される問題点は以下の通りです。

●    データの転送速度が低下する
●    通信が不安定になる
●    通信不能になる可能性がある
●    断線のリスクが高まる

通信品質や安定性の低下だけではなく、最悪の場合は通信不能に陥ることもあるため、光ファイバーケーブルの経年劣化は決して無視できません。
経年劣化の状態は、光回線を申し込んだ後に事業者の技術者が現地調査を行い確認します。専門機器で減衰率を測定し、基準値を超えている場合は交換工事が必要です。
物理的な損傷や折れ曲がりなどは、目視でも劣化状態を確認できるため、既存設備の状態は事前に確認しておきましょう。

光回線の工事が必要か事前に確認する方法

光回線の工事が必要かは、事前に確認することが可能です。ここでは、すぐにできる具体的な確認方法を詳しく解説します。

室内に光コンセントが設置されているか確認する

室内に光コンセントがあると、すでに光回線が導入されている可能性が高いです。
光コンセントは、電柱から引き込まれた光ファイバーケーブルとONUを接続するための専用コンセントになるため、光回線が導入されていなければ存在しません。
光コンセントは、主に「一体型」と「分離型」の2種類があります。

●    一体型:電源用コンセントと並んで設置されている
●    分離型:単体で設置されている

一体型の場所は分かりやすいですが、分離型は単体で設置されており、エアコンダクトや壁に穴を開けて引き込んでいます。
ただし、光コンセントの存在はあくまでも判断の目安に過ぎません。
共有スペースから部屋までの配線が完了していない、配線が断線している、前居住者が退去時に配線だけ撤去したなど、さまざまな理由で工事が必要な場合があります。
また、光コンセントがなくても工事不要で光回線を契約できる場合もあるため、工事の必要性を判断したい場合はオーナーや管理会社へ確認しましょう。

契約予定の回線事業者へ確認する

光回線の工事が必要かは、契約予定の回線事業者へ問い合わせることで確認できます。
回線事業者は、対象地域の回線状況や設備情報を正確に把握しているため、住所をもとに光回線の工事の要否を判断することが可能です。
回線事業者への問い合わせは、主に2つの方法があります。

●    Webサイトの申し込みフォームから問い合わせ
●    カスタマーサポートや問い合わせ窓口に電話

問い合わせる際は、「部屋に光コンセントはある」「前の住人が同じ回線を使っている」など、具体的な情報を伝えることが重要です。
なお、スムーズにインターネット回線を接続するためにも、できるだけ早い段階で事業者に問い合わせて工事の要否を確認しておきましょう

物件のオーナーや管理会社に確認する

光回線の工事が必要かは、物件のオーナーや管理会社に問い合わせることで確認できます。
特に賃貸物件の場合、設備状況や過去の回線導入履歴はオーナーや管理会社が最も正確に把握しているため、信頼性の高い情報を得ることが可能です。
例えば、建物内にすでに光ファイバーが引き込まれているか、どの回線事業者のサービスが使えるか、過去に利用していた入居者がいるかなどの情報を得られます。
また、集合住宅の場合は共用部分からの配線方式も確認できるため、回線事業者に問い合わせても得られない情報を入手できます。
工事が必要になる場合は、オーナーや管理会社の許可が必須になるため、その場で工事の許可申請について相談できる点も大きなメリットです。

光回線の公式サイトで対応状況を確認する

回線事業者の公式サイトで、光回線の工事が必要かを確認することが可能です。
事業者の公式サイトでは、住所や郵便番号を入力するだけで簡単にサービス提供エリアや対応状況を確認できるシステムを提供しています。
ただし、公式サイトで確認する方法は、あくまでも基本的な対応状況を知るための手段だということを忘れてはいけません。
光コンセントの有無や前居住者の利用状況などは把握できないため、公式サイト確認後に不明点があれば、電話やチャットで問い合わせることをおすすめします。

光回線の工事内容

実際に光回線を利用する際は、どのような工事が行われるのでしょうか。ここでは、光回線の工事内容について詳しく解説します。

ステップ1:申し込み後に工事日程を確定する

光回線を利用する際は、まず申し込みを行い工事日程を確定する必要があります。
申し込み後は、通常1~3日以内に事業者から連絡があり工事日程を調整します。この段階で工事の必要性が判断されるため、早期の手続きがスムーズな開通につながります。
3~5月の引っ越しシーズンや、7月・10月の企業の転勤シーズンは依頼が集中するため、申し込みから実施まで1ヶ月以上かかることもあります。
工事日程を早期に確定させるためには、引っ越しが決まった段階ですぐに申し込みを行うのがおすすめです。

ステップ2:電柱から建物へ光ファイバーを引き込む(屋外工事)

光回線の屋外工事では、最寄りの電柱から建物内へ光ファイバーケーブルを引き込みます。
光ファイバーケーブルは、髪の毛ほどの細さのガラス繊維で作られており、光の反射でデータを伝送する高速通信を可能にします。
光信号を建物内に届けるためには、物理的な光ファイバーケーブルの接続が不可欠です。屋外工事が完了すると、建物内へ光ファイバーケーブルが引き込まれた状態になります。

ステップ3:室内へ光ファイバーを配線する(宅内工事)

光回線の宅内工事では、建物内に引き込んだ光ファイバーケーブルを室内の適切な場所まで配線します。室内への光ファイバーケーブルの引き込み方法は、主に以下の3つです。

●    電話線の配管を利用する
●    エアコンダクトを利用する
●    壁に穴を開ける

最も一般的な方法は電話線の配管で、空きがない場合はエアコンの通気口を活用します。これらの方法が使えない場合は、直径約10mm程度の穴を壁に開けて通します。
多くの場合は配管や開口部を利用できるため、壁に新たな穴を開ける必要はありません。

ステップ4:光コンセントと接続機器の設置

光ファイバーケーブルが室内に引き込まれた後は、光コンセントを設置します。
光コンセントは、インターネット利用の重要な基盤となる設備で、「一体型」と「分離型」の2種類があり、建物の構造でどちらかが選択されます。
その後は、光信号を電気信号に変換するONU(光回線終端末装置)を設置します。
ONUの種類や設置方法は契約する回線事業者で異なりますが、一般的にはコンパクトなボックス型の機器で、光コンセントの近くに設置されます。
ONUの次は、インターネット信号を宅内のパソコンやスマホなどのデバイスに送る役割を担っているWi-Fiルーターを設置します。
これらの機器が正しく設置されると、工事担当者による接続テストが行われ、インターネットに問題なく接続できるかが確認されます。

ステップ5:機器を設定してインターネット環境を整える

光回線の工事完了後は、インターネット環境を構築するための機器の設定が必要です。
工事担当者がONUを設置し、光コンセントに接続するところまでは工事の一環として行いますが、その後のWi-Fi設定や各機器の接続は自身で行う必要があります。
ONUとWi-FiルーターをLANケーブルで接続し、両方の機器の電源を入れるとルーターのランプが点灯して接続状態を確認できます。
次は、Wi-Fiルーターの設定です。本体に記載されているSSIDとパスワードで接続できますが、より詳細に設定する場合は設定画面へアクセスする必要があります。
これらの機器接続と設定が完了すると、光回線の高速通信を最大限に活用できるインターネット環境が整います。
工事不要でも機器の接続や設定は必要ですが、不安がある場合は、事業者のサポートセンターに相談することで問題を解決できます。

光回線の工事をする際の注意点

光回線を利用する際は工事が必要になる場合が多いですが、いくつか注意点があります。ここでは、工事をする際の注意点を詳しく解説します。

工事費用が発生するため事前に確認しておく

光回線の導入時は基本的に開通工事が必要ですが、工事費用が発生します。
工事費用が発生する理由は、光回線を利用するためには電柱から建物への光ファイバーの引き込みや、室内での光コンセント設置などの作業が必要だからです。
これらの作業には専門的な技術や機材が必要になるため、一定の費用が発生します。工事費用の相場は以下の通りです。

●    戸建て:約20,000~40,000円
●    集合住宅:約15,000~40,000円

同じ建物のタイプでも事業者により工事費用は異なり、なかには40,000円を超える場合もあるため注意が必要です。
また、工事費用だけではなく支払い方法についても確認が必要で、多くの事業者が一括払いだけではなく分割払い(最大60回)にも対応しています。
光回線の工事費用は大きな初期投資になりますが、工事費無料のキャンペーンを実施している事業者もあるため、事前に比較検討しておくことが重要です。

オーナーや管理会社の許可を取る必要がある

光回線の工事を行う際は、建物のオーナーや管理会社の許可が必要です。
特に賃貸物件の場合は、建物の構造や設備に変更を加えることになるため、事前に許可を取らなければ後々のトラブルに発展する可能性があります。
ただし、すでに部屋まで光回線が引き込まれている場合や、光コンセントが設置されている場合などは工事が不要なため、許可も必要ありません。
また、集合住宅ですでにマンション向けプランが導入されている場合も、個別の許可は不要のケースが多いです。

申し込み後すぐに実施されるとは限らない

光回線の工事は、申し込み後すぐに実施されるとは限りません。これを理解せずに申し込むと、インターネット環境の準備が予定よりも遅れる可能性があります。
光回線の工事が申し込み後すぐに実施されない理由は、工事業者のスケジュールが埋まっているからです。
特に3~5月の引っ越しシーズンや、7月や10月の企業の転勤シーズンは混み合うため、直前の申し込みではベストな日程で工事できない可能性があります。
そのため、引っ越しが決まっている場合は、新居への入居予定日の2~3ヶ月前には申し込みを済ませておくことをおすすめします。

工事の際に立ち会いが必要になることがある

光回線の工事では、立ち会いが必要になる場合があります。基本的には、配線作業や光コンセントの設置など、室内で行われる工事では立ち会いが必須です。
以下で挙げるさまざまな理由により、立ち会いが求められます。

●    光コンセントの設置場所の指示
●    配線ルートの相談
●    トラブル防止の観点
●    家具の移動や判断が必要

住宅内に光ファイバーケーブルが引き込まれていない場合や、光コンセントが設置されていない場合などは、必ず立ち会いが必要です。
一方、すでに光ファイバーケーブルや光コンセントが設置されている場合は、無派遣工事となり立ち会いが不要になるケースもあります。
また、立ち会いは必ずしも契約者本人である必要はなく、家族や親戚、友人など、信頼できる代理人でも問題ありません。
スムーズに工事を進めるためにも、事前に立ち会いの要否は確認しておきましょう。

光回線の工事ができないケース

基本的に光回線は工事しなければ利用できませんが、そもそも工事ができないケースがあります。ここでは、光回線の工事ができないケースについて詳しく解説します。

電柱との距離が遠くてケーブルを敷設できない

最寄りの電柱から建物までの距離が遠すぎると、ケーブルを敷設できないという技術的な理由で工事が不可能になることがあります。
光ファイバーは距離が長くなるほど光信号が減衰するため、一定の距離を超えると安定した通信品質を確保できなくなります。
また、電柱から建物までの距離が長いと、ケーブル自体の費用や敷設工事の複雑さが増すため、通常の工事範囲を超えてしまう可能性が高いです。
近くに電柱がないケースとしては、以下の事例が挙げられます。

●    山間部の一軒家
●    私道が長い住宅
●    新興住宅地の外れにある住宅

特に郊外や山間部などの住宅で直面しやすい問題で、電柱との距離が長すぎると、光回線事業者が現地調査を行った際に提供不可と判断されます。
光回線のために電柱を新設するのは現実的ではないため、無線通信サービスを検討するか、事前に光回線の提供可否を確認しておくことが重要です。

オーナーや管理会社の許可が下りない

賃貸物件の場合は、オーナーや管理会社の許可がなければ光回線の工事ができません。
光回線の工事では、建物の外壁や内壁に穴を開けたり、外壁にビス止めをしたりする可能性があるため、建物所有者の許可が不可欠です。
仮に無許可で工事を進めた場合、退去時のトラブルや追加費用請求の原因になる可能性があるため、必ず事前に確認しなければいけません。
オーナーや管理会社には、電話または対面で事情を伝え、信頼できる業者に開通工事を依頼していると伝えるのがおすすめです。
許可が下りない場合は、光回線以外のインターネット接続手段を検討する必要があります。

住んでいる地域が提供エリアの対象外

光回線を導入したくても、住んでいる地域が提供エリア外の場合は工事自体が不可能です。
総務省の資料によると、令和4年3月末時点で光ファイバーの整備率は99.72%で、未整備世帯は16万世帯となります。

出典:総務省「令和4年度末光ファイバ整備状況」

日本全国ほぼ全ての地域が光回線の提供エリア内ではありますが、残りの約0.3%のエリアでは光回線を利用できないのが現状です。
提供エリア外になる理由は、光ファイバー設備の敷設コストと需要のバランスにあります。主な提供エリア外の地域の特徴は以下の通りです。

●    山間部
●    過疎地域
●    離島

これらの地域は、設備投資に対して利用者数が極端に少ないため、事業者が光ファイバーケーブルを敷設しません。
また、市街地は利用できても山間部や沿岸部の一部エリアは対象外になっていたり、新興住宅地は敷設が追いついていないなどの理由で利用できないケースもあります。
提供エリア外かどうかを確認する際は、契約を検討している光回線事業者の公式サイトで調べるのが最も確実です。
住所や郵便番号を入力するだけで簡単に調べられるため、事前に確認しておきましょう。

建物の構造や立地の影響で回線の引き込みが困難

光回線の工事は、建物の構造や立地が原因で回線を引き込めないことがあります。
築年数が古い建物は、光回線設備に適合していないことが多く、特に1981年以前の旧耐震基準で建設された建物は、以下の理由から工事ができない可能性が高いです。

●    光ファイバーを通す配管が不足している
●    電気配線や電話線が劣化している
●    配管が狭くて経路が複雑な構造になっている
●    壁内のスペースが限られている

築年数が古い建物以外にも、高層階のタワーマンションでは上層階まで回線を延長できず、工事ができないケースもあります。
また、河川や国道をまたいで工事が必要な場合や、他者の所有地を経過しなければ回線を引き込めない場合は、許可が下りなければ工事ができません。
建物の構造または立地条件で光回線の工事が困難な場合は、工事不要で使えるインターネット接続手段を検討する必要があります。

集合住宅の共用設備に空きがない

集合住宅の共用設備に空きがなく、光回線の新規契約ができないケースがあります。
これは主に「ポートの空き」と呼ばれる問題で、特にVDSL方式を採用している集合住宅で発生しやすいです。
マンションやアパートなどの集合住宅は、建物の共有スペースまで光回線を引き込み、そこから各部屋に分配する方式を採用しています。
例えば、12戸のマンションに8分配の装置しかなければ4戸分のポートが足りなくなり、光回線を引き込めない部屋が出てきます。
ポートを増設してもらうのは現実的ではないため、物件選びの段階でポートの空き状況まで確認することが重要です。

光回線の工事不要でインターネットを利用する方法

光回線の工事ができない場合は、別のインターネット接続方法を検討する必要があります。ここでは、光回線の工事不要で利用できる接続方法について解説します。

ホームルーター

ホームルーターは、コンセントに挿すだけで使える据え置き型のWi-Fiルーターです。
置くだけWi-Fiや挿すだけWi-Fiとも呼ばれており、光ファイバーケーブルの工事が不要なため、申し込みから最短数日でインターネット環境を整えることができます。
ホームルーターはモバイル回線(4G/5G)を使い、電波を無線で受信して自宅内に飛ばす仕組みのため、物理的な回線敷設が必要ありません。
データ容量無制限で利用できるプランも提供されており、動画視聴やWeb検索など、一般的なインターネット利用であれば十分な速度で利用可能です。
ホームルーターは、特に以下のような特徴がある人に適しています。

●    賃貸物件で利用する人
●    引っ越しが多い人
●    転勤が多い人
●    すぐにインターネット環境が必要な人

メリットの多いホームルーターですが、電波を利用しているため通信速度や安定性は光回線に劣り、高速通信を必要とする用途では物足りなさを感じる可能性があります。
また、複数人で同時利用すると速度低下が起こりやすいデメリットもあるため、利用目的や環境に合わせて選ぶことが重要です。

モバイルWi-Fi

モバイルWi-Fiは、モバイル回線を利用した持ち運び可能な通信端末です。
工事が不要でコンセントに挿すだけで利用でき、自宅をはじめ外出先でもインターネット接続が可能になるため、場所を選ばないというメリットがあります。
全国に設置されている基地局からの電波を受信する仕組みのため、光ファイバーケーブルを物理的に引き込む必要がありません。
通信端末を購入またはレンタルすれば、届いたその日からインターネットを利用できます。
レンタルの場合、申し込みから最短翌日で利用できるサービスもあるため、利便性は極めて高いです。モバイルWi-Fiは、特に以下のような特徴がある人に適しています。

●    一時的な利用を考えている人
●    賃貸物件で工事ができない人
●    出張や旅行先でインターネットを頻繁に使う人
●    自宅以外でリモートワークする機会が多い人

メリットの多いモバイルWi-Fiですが、光回線に比べると通信速度は劣り、多くのプランでデータ容量に制限がある点にも注意が必要です。
一般的なインターネット利用では不便はありませんが、高速通信を必要とする用途では不向きになるため、自身の使用目的に合わせて選ぶことが重要です。

CATV

CATVは、ケーブルテレビ用の回線を通じてインターネットを接続する方法です。
多くの場合、新たな大規模工事が必要ありません。特に既存のケーブルテレビの契約がある場合は、同じ回線を利用するため工事は不要です。
CATVは、地下に埋設された専用ケーブルを通じて通信を行うため、ADSLなどの電話回線よりも安定性が高く、外部からのノイズの影響を受けにくい特徴があります。
また、もともと大容量の映像データを送受信することを目的に設計されているため、動画視聴やオンラインゲームなど、データ量の多い用途にも対応できます。
CATVは、特に以下のような特徴がある人に適しています。

●    さまざまなテレビ番組とインターネットの両方を楽しみたい人
●    光回線の未対応エリアに住んでいる人
●    通信速度にこだわりがない人
●    天候に左右されない安定した通信環境を実現したい人

CATVを利用する際は、ケーブルモデムという機器をテレビ用のケーブルに接続します。次に、LANケーブルでパソコンやWi-Fiルーターに接続するだけで完了です。
安定した通信品質に加えて、テレビ視聴とのセット割引が適用されることが多いなどのメリットがあります。
ただし、提供エリアがケーブルテレビの配線がある地域に限られる点や、光回線と比較すると最大通信速度が劣る点には注意が必要です。

まとめ

光ファイバーや光コンセントが設置されている、事業者変更や転用など、光回線はさまざまな理由で工事不要になるケースがあります。
ただし、新築の戸建てで初めての契約、光コンセントが未設置、既存設備の劣化など、工事が必要になるケースも多いです。
光回線は、そもそも工事自体ができないこともあるため、事前に当てはまる項目がないかを確認しておきましょう。

中国地方にお住まいで光回線の導入を検討している方は、メガ・エッグにお任せください。
自社回線を使用しているため、時間帯による速度低下の心配が少なく、動画視聴やオンラインゲームなどを快適に楽しむことができます。
オプションで最新規格のWi-Fi 7ルータも用意しておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。