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高速かつ安定性の高い光回線は、日本全国においてかなり普及しています。総務省が令和5年度に行った「地域における通信環境の実態調査」(※)においても、対象者の6割以上が固定回線で光回線を利用していることが明らかになっています。
しかし、一口に「光回線」といっても、その種類はさまざま。それぞれ特徴や魅力が異なり、どれを選べば良いのか、またどう選べば良いのかわからないという人もいます。
この記事では、4種類ある光回線の特徴やメリット・デメリット、光回線の選び方についてお伝えします。これから光回線を契約しようと考えている人、光回線の乗り換えを考えている人にとって、光回線事業者を選ぶときのヒントがたくさん詰まっているので、ぜひ参考にしてください。
※出典:総務省「地域における通信環境の実態調査 結果報告①」
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メガ・エッグ公式サイト光回線の種類
光回線には、「フレッツ光」「光コラボレーション」「ダークファイバー系」「電力会社系」の4つのタイプがあり、それぞれに特徴やメリットが異なります。
ここでは、それぞれの概要について、詳しく見ていきます。
フレッツ光
「フレッツ光」は、NTT東日本とNTT西日本が提供する光回線です。全国の99%をカバーしており、ほぼ日本全国どこでも利用することができます。そのため、ほかの光回線サービスはエリア対象外でもフレッツ光なら使えるというケースが生じることがあります。
NTTが提供するのは、あくまでも光回線の部分のみ。光回線とは別に、回線を利用してインターネットと接続してくれるプロバイダと契約する必要があります。
フレッツ光のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット
• サービス提供エリアが広い
• プロバイダを自分で選ぶことができる
• 大手事業者が運営しているため、安心して使える
• ひかり電話やフレッツ・テレビなどさまざまなオプションをつけることができる
デメリット
• 月額利用料金が他の光回線と比較すると高め
• 別途プロバイダと契約する必要があるため、契約時や解約時の手続きが煩雑
• プロバイダによっては通信速度を活かしきれない
光コラボレーション
光コラボレーションとは、プロバイダ各社や携帯電話キャリアなどが、NTTの持つ光ファイバー回線を借りて提供する光回線サービスです。2015年からサービス提供が始まり、多くのプロバイダが光コラボレーションを活用して光回線を提供しています。
事業者が回線を「借りて」光回線サービスを提供することになるため、プロバイダに光回線を申し込むだけで、フレッツ光に申し込まずとも光回線が開通します。使われる光ファイバー自体はNTTのものなので、フレッツ光の回線を利用するのと変わりません。
光コラボレーションのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
• フレッツ光に比べて料金が割安
• ひとつの事業者に申し込めば手続き完了なのでわかりやすい
• 各事業者がいろいろなキャンペーンやサービスを展開している
• フレッツ光から乗り換える際の工事が不要
デメリット
• 事業者が多く、どこが良いのかわかりづらい
ダークファイバー系
ダークファイバー系は、NTTが整備した光ファイバー回線のうち、普段は使用されていない部分を使った光回線サービスのことを指します。NTTは全国各地に光ファイバー回線を張り巡らせ、光回線の環境を整えています。しかし、張り巡らされた光ファイバー回線のすべてを使用しているわけではありません。ダークファイバー系の光回線が使うのは、その使用されていない光ファイバー回線です。
普段フレッツ光などで使用されている光ファイバー回線のことを「ライトファイバー」と呼びます。それに対して、普段は使用されていない光ファイバー回線を「ダークファイバー」と呼ぶことから、これらの光回線がダークファイバー系光回線と呼ばれています。
ダークファイバー系光回線が使っている回線はメイン回線として使用されていないため、回線の混雑が少なく、安定して快適にインターネットを使える点が特徴です。現状、ダークファイバー系の光回線サービスを提供している事業者は2種類のみです。
ダークファイバー系のメリット・デメリットは、以下の通りとなっています。
メリット
• 光ファイバー回線が混雑しづらく安定した光回線サービスが受けられる
• ひとつの事業者に申し込めば手続き完了なのでわかりやすい
デメリット
• サービスを提供している事業者が2種類しかない
• ダークファイバー系光回線が提供されていない地域もある
電力会社系
電力会社系は、電力会社系の企業が提供する光回線サービスです。
電力会社系の光回線サービスは電力会社が独自に整備した光ファイバー回線を利用して提供されるため、フレッツ光や光コラボレーション、ダークファイバー系と比べると利用者数が比較的少なくなります。そのため、夕方から夜や休日のような、比較的インターネットを使う人が多い時間帯でも混雑が少なく通信が安定する場合があります。
電力会社系光回線のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
• 光ファイバー回線が混雑しづらく通信の安定性が高い
• 月額料金が比較的安い
• ひとつの事業者に申し込めば手続き完了なのでわかりやすい
デメリット
• サービスの提供エリアが限られている
• 転居の際に継続して使えない場合がある
光回線を選ぶ上でのポイント
4種類の光回線の中でどれが一番おすすめなのかは、利用する人の住んでいる場所や置かれた状況によって異なります。
ここでは、光回線を選ぶ際に意識したい5つのポイントをご紹介します。それぞれのポイントについて、自分に置き換えて考えてみることで、あなたにとって最適な光回線が見えてくるはずです。
提供エリア
まずは、利用を検討する光回線サービスの提供エリアに自宅が入っているかどうかを確認しましょう。提供エリアに入っていなければ、どんなに素晴らしい光回線サービスだったとしても利用することはできません。
自分の住んでいる場所が提供エリアに入っているかどうかは、事業者のWebサイトで確認することができます。どこの光回線事業者も、Webサイト内に提供エリア確認ページを設けています。そこで、住所や郵便番号を入力することで、提供エリアに入っているかどうかをチェックできるでしょう。
なお、希望する事業者の光回線が開通していないエリアに住んでいる場合は、ホームルーターやモバイルWi-Fiルーターなど、ほかのインターネットサービスの利用を検討するのもひとつの手です。
通信速度
通信速度は光回線を検討する上で重要なポイントです。インターネットの回線速度は「bps(bits per second)」という単位で表されます。この数値が大きければ大きいほど、1秒の間にやりとりできるデータ量が大きくなります。つまり、bpsで表される数値が大きければ、そのインターネットの回線は「速い」ということになります。
また、インターネットの回線には「上り」と「下り」があります。ユーザー側からデータを送信することを「上り」といい、メールの送信やSNSの投稿、動画の投稿、ファイルのアップロードなどの操作性が「上り」の速度に左右されます。反対に、データを受信することを「下り」といいます。「下り」の速さに影響されるのは、メールの受信やWebサイトの閲覧、ファイルの受信などです。
また、bpsのほかに「Ping値」も速度に関連する重要な数値です。「ピン」または「ピング」と読むPing値は、通信の応答速度を示すもので、単位はms(ミリ秒)です。msとは1000分の1秒のことです。
Ping値は通信の遅延時間を測定したものなので、数字が小さければ小さいほど応答が良く、タイムラグが起きづらいということになります。
インターネットの用途ごとに必要な速度の目安は以下の通りです。これらを満たす回線であれば、快適にインターネットを使うことができると考えて良いでしょう。
光回線のサービスでよく聞く「最大通信速度1Gbps」といった文章。この「1Gbps」は、あくまでも理論上の最大値です。光回線は、「ベストエフォート型サービス」と呼ばれ、「最大通信速度を上限としてなるべく速度が出せるように努力する」というサービス形態になります。「ベストエフォート」とは「最大限の努力」という意味です。勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが、ベストエフォート型の通信サービスは、いつでも1Gbpsで通信できるわけではありません。
そのため、実際に使用しているインターネット速度を計り算出した「実測値」も参考にするのがおすすめです。
安定性
回線の安定性も、光回線を選ぶ際の重要な要素です。夕方から夜にかけての時間帯や休日は家でインターネットを使う人が多く、どうしても回線は混雑し通信が不安定になるものです。
回線の安定性に優れているのは、ダークファイバー系か電力会社系だといわれています。これは、ダークファイバー系も電力会社系も同じ回線を使う人がほかの光回線サービスに比べて少ないので、回線が混雑せずに安定した通信環境が提供できるからです。
安定性を重視する場合は、ダークファイバー系や電力会社系の光回線に注目するのも良いでしょう。
月額料金
光回線は、基本的に契約後に長く使い続けるもののため、月額料金がいくらになるかもチェックしておきたいポイントです。
料金に関しては、スマートフォンや電気料金、ガス料金とのセット割引が使える事業者もあります。また、光回線を契約するとオプションでNetflixやHuluのようなサブスクリプションサービスや、セキュリティサービスを正規料金よりも割安な価格で契約できる事業者もあります。さらに、契約してからしばらくの間は、月々の基本料金が割り引かれるケースも多いです。
月額料金を比較するときは、オプションや特典、割引などを考慮した金額で比較するようにしましょう。
サポート体制
光回線におけるサポートは、普段は使わないものなのであまり気にならないかもしれません。しかし、いざというときにサポート体制がしっかりしていないと、困ってしまいます。
一口に「サポート」と言っても、そのサービス内容は事業者によって異なります。光回線事業者のWebサイトで「サポート」と検索すると、サポートサービスの内容、対応時間などが出てきますので、確認しておきましょう。
「自分はインターネット回線に詳しくて、多少のトラブルなら自分で解決できる」という人は、サポート体制が手薄でも月額料金が安い方が良いかもしれません。一方、「インターネット回線のことは全然わからないし相談できる人もいない」という人は、サポート体制が充実している光回線事業者を選ぶ方が安心でしょう。
もっと速い!?光回線の10ギガプランにも注目
光回線は1Gbpsプランが一般的であるものの、近年では1Gbpsよりもっと速い回線を使いたいという人向けに、10ギガプランが出てきています。
ここでは、10ギガプランのメリットやデメリットを紹介します。
10ギガプランのメリット
10ギガプランのメリットには、次のようなものがあります。
• 複数人で同時に使用しても速度が落ちず、安定してインターネットが使える
• オンラインゲームを快適に楽しむことができる
• 動画視聴やオンラインミーティングなどで画面が固まらず快適に使える
• 速度が速いだけでなくPing値も低い
10ギガプランのデメリット
一方、デメリットは次の通りです。
• 提供エリアが限られる
• 10ギガに対応したPC、Wi-Fiルーターでないと速度を活かすことができない
• マンションに住んでいる場合、マンションの回線設備が10ギガに対応している必要がある
10ギガプランは提供エリアが限られているだけでなく、現段階では10ギガプランが使えるエリアに住んでいたとしても、プランを活かせる環境が整っていないケースもあります。
環境が整っていて、とにかく速く安定した回線を使いたいのであれば、10ギガプランを検討するのも良いでしょう。
まとめ
光回線には4つの種類があり、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。各光回線の概要を理解した上で、「提供エリア」「通信速度」「安定性」「月額料金」「サポート体制」の5つのポイントに注目して、光回線を選ぶと良いでしょう。
誰にでもおすすめの光回線事業者というのは存在しません。その人の置かれた状況や考え方によって、おすすめの光回線事業者は異なります。
ご紹介した5つの回線を選ぶポイントをもとに考えていけば、きっとあなたに合った光回線事業者が見つかるはずです。
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メガ・エッグの光回線は自社回線だから、通信速度が安定しています。
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