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モデムとルーターの違いとは?ONUの役割と接続の基本を分かりやすく解説!

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モデムとルーターの違いとは?ONUの役割と接続の基本を分かりやすく解説!
※記事の内容は、メガ・エッグサービスの内容とは異なる場合があります。

インターネット回線を契約した際に届く、よく似た見た目の機器たち。
「モデムとルーターって、何が違うの?」「サポートセンターに再起動してと言われたけど、どっちのこと?」と混乱してしまった経験はありませんか。
特に、ITや専門用語に苦手意識があると、設定やトラブル対応は不安に感じてしまいます。
この記事では、そんなあなたのために、モデムとルーター、そして光回線で使われる「ONU」という機器の役割の違いを、できるだけ簡単な言葉で解説します。
それぞれの役割や正しい接続順序さえ分かってしまえば、もう迷うことはありません。
この記事を読めば、目の前の機器が何なのかを正しく理解し、自信を持ってインターネットの設定やトラブル対応ができるようになります。

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モデムとルーター、ONUの役割を解説

インターネットに接続するためには、いくつかの専門的な機器が必要になります。中でも「モデム」「ルーター」「ONU」は、よく耳にする代表的な機器です。これらは見た目が似ていることもあり混同されがちですが、実はそれぞれが全く異なる重要な役割を担っています。
快適なインターネット環境を整える第一歩として、まずはこれらの機器が何のためにあるのか、基本的な役割を理解することから始めましょう。下の表にそれぞれの役割を簡単にまとめました。

機器の種類

主な役割

利用する回線の種類

モデム

アナログ信号をデジタル信号に変換する

ADSL回線、ケーブルテレビ回線

ONU

光信号をデジタル信号に変換する

光回線

ルーター

複数の端末を同時にネットに接続する

すべての回線で利用可能

モデム:電話回線などの信号を変換する装置

モデムは、電話回線(ADSL回線)やケーブルテレビの同軸ケーブルといった、アナログ回線でインターネットを利用する際に必要となる機器です。
電話回線などを通ってくる「アナログ信号」を、パソコンやスマートフォンが理解できる「デジタル信号」に変換する役割を持っています。
この信号の変換作業がなければ、アナログ回線を利用してインターネットに接続することはできません。

ルーター:スマホやPCにネットを分配する装置

ルーターは、1つのインターネット回線を、家の中にある複数の端末(パソコン、スマートフォン、タブレット、ゲーム機など)で同時に利用できるようにするための「分配器」のような役割を持つ機器です。
Wi-Fi機能を持つ無線LANルーターが一般的で、ケーブルを繋がなくても、電波を飛ばして各端末をインターネットに接続してくれます。
また、外部からの不正なアクセスを防ぐ「ファイアウォール」というセキュリティ機能も備えており、安全にインターネットを利用するためにも重要な役割を果たしています。

ONU:光回線の信号を変換する装置

ONU(オーエヌユー)は「Optical Network Unit」の略で、日本語では「光回線終端装置」と呼ばれます。
この機器は、光ファイバーケーブルから送られてくる「光信号」を、パソコンなどが理解できる「デジタル信号」に変換する役割を持っています。
つまり、光回線における「モデム」のような働きをするのがONUです。
光回線を契約した場合、このONUがなければインターネットに接続することができません。多くの場合、回線事業者からレンタルで提供されます。

役割の違いをイラストで分かりやすくイメージ  

「信号の変換」や「分配」と言われても、すぐにはピンと来ないかもしれません。そこで、それぞれの機器の役割を、もっと身近なものに例えてみましょう。このイメージを掴めば、機器の役割がよりはっきりと理解でき、トラブルの際にも落ち着いて対応できるようになります。

モデムやONUは外国語を翻訳する「翻訳機」

モデムやONUの役割は、例えるなら「翻訳機」です。
インターネット回線の種類によって、送受信される情報の「言語(信号の種類)」が異なります。電話回線なら「アナログ語」、光回線なら「光語」といった具合です。
しかし、私たちのパソコンやスマートフォンは「デジタル語」しか理解できません。そこで、モデムやONUという「翻訳機」が、それぞれの回線の言語をデジタル語へと通訳し、私たちに意味が分かるようにしてくれるのです。

ルーターは交通整理をしてくれる「警察官」

一方、ルーターの役割は、家の中のネットワークを円滑に保つ「交通整理の警察官」に例えることができます。
インターネットという大きな道路からやってきた情報を、どの端末(パソコン行き、スマートフォン行きなど)に届けるかを正確に指示し、データの流れが渋滞しないように采配してくれます。
この交通整理のおかげで、家族が同時に動画を見たり、オンラインゲームをしたりしても、スムーズに通信ができるのです。

光回線(『メガ・エッグ』など)で使うのはどれ?

ここまで各機器の役割を解説してきましたが、現在主流となっている光回線サービスを利用する場合には、どの機器が必要になるのでしょうか。ご自宅の契約プランと照らし合わせながら確認してみましょう。

光回線で使うのは「ONU」と「ルーター」

結論から言うと、現在の光回線で主に使われるのは「ONU」と「ルーター」の2つです。
壁に設置された光コンセントから来た光ファイバーケーブルをまずONUに接続し、信号を変換します。そして、そのONUとルーターをLANケーブルで繋ぐことで、Wi-Fiなどを通じて複数の端末でインターネットが利用できるようになります。これが光回線における基本的な接続構成です。

モデムは主にADSL回線で利用される

では、モデムはいつ使うのでしょうか。モデムは、光回線が普及する前に主流だったADSL回線(電話回線を利用)や、ケーブルテレビ回線でインターネットに接続する際に使用される機器です。
そのため、これから光回線を新規で契約する場合や、すでに光回線を利用している場合には、基本的にモデムが登場することはありません。もし「モデム」という言葉で説明されて混乱した場合は、ご自身の環境では「ONU」のことだと考えれば分かりやすいでしょう。

モデムやルーターが一体になった機器もある

「うちには機器が1台しかないけれど、Wi-Fiは使えている」という方もいるかもしれません。その場合、複数の機器の機能が1つにまとまった「一体型」の機器を利用している可能性が高いです。これらの機器は便利な反面、注意点も存在します。

ホームゲートウェイや一体型ルーターと呼ばれる

ONUの機能とルーターの機能が1台にまとまった機器は、一般的に「ホームゲートウェイ」と呼ばれます。回線事業者からレンタルされることが多く、光電話の機能も搭載されている場合があります。
また、ケーブルテレビ回線で使われるモデムとルーターが一体になった「一体型ルーター」も存在します。これらの機器は、見た目では区別がつきにくいですが、LANケーブルを挿すポートが複数あれば、ルーター機能を持っていると判断できます。

メリットは配線がすっきりして管理が楽なこと

一体型機器の最大のメリットは、設置する機器が1台で済むため、コンセント周りの配線がごちゃごちゃせず、すっきりとまとまる点です。
また、設定も1台の機器に対して行えばよいため、管理が非常に楽になります。電源も1つで済むため、省スペースにも繋がります。インターネットにあまり詳しくない方にとっては、扱いやすい選択肢と言えるでしょう。

デメリットは片方の機能だけ交換できないこと

一方で、一体型機器にはデメリットも存在します。それは、どちらか片方の機能に不満が出ても、その部分だけを交換することができない点です。
例えば、「Wi-Fiの電波が弱いから、もっと高性能な最新のルーターに買い替えたい」と思っても、ルーター機能だけを切り離して交換することはできません。この場合は、機器全体を交換するか、一体型機器のルーター機能をオフにして、別途新しいルーターを追加で接続するといった対応が必要になります。

正しい接続順序と確認方法

機器の役割が分かったら、次は実際に接続してみましょう。正しい順番でケーブルを繋ぐことが、インターネット設定の基本です。もし接続で迷ったら、この手順を一つずつ確認しながら進めてください。

手順1:壁の差込口からONU(またはモデム)に繋ぐ

まず、壁にあるコンセント(差込口)を確認します。光回線の場合は「光」と書かれた「光コンセント」、ADSL回線の場合は電話線の差込口である「モジュラージャック」です。
そこから、最初の機器であるONU(またはモデム)へと、対応するケーブルで接続します。この機器が、外部から来た信号を最初に受け取る玄関口の役割を果たします。

手順2:ONUからルーターのWANポートに繋ぐ

次に、信号を変換したONU(またはモデム)と、ルーターをLANケーブルで接続します。
ここで注意したいのが、ルーター側の差込口です。ルーターにはよく似たLANケーブルの差込口が複数ありますが、ONU側から繋ぐケーブルは「WAN」または「Internet」と書かれた、一つだけ色の違うポートに接続してください。ここを間違えるとインターネットに接続できません。

手順3:ルーターからPCなどの端末に繋ぐ

最後に、ルーターからパソコンやゲーム機などの各端末へ接続します。
有線で接続する場合は、ルーターの「LAN」と書かれたポート(複数あるうちのどれでも可)と、パソコンなどのLANポートをLANケーブルで繋ぎます。
スマートフォンやタブレットなどをWi-Fiで接続する場合は、ルーターの本体側面や裏面に記載されている「SSID」と「パスワード(暗号化キー)」を端末側で入力して設定します。

ネットに繋がらない時のチェックポイント

正しく接続したはずなのに、なぜかインターネットに繋がらない。そんな時は、慌てずにいくつかのポイントを確認してみましょう。専門的な知識がなくても試せる、基本的な対処法をご紹介します。

ランプ名

正常時の状態(一例)

不具合が考えられる状態

POWER / 電源

緑点灯

消灯、赤点灯

AUTH / 認証

緑点灯

消灯

PON / LINK

緑点灯または点滅

消灯、赤点灯

LAN

緑点灯または点滅

消灯

まずは機器の再起動を試す

インターネットの不具合で最も基本的かつ効果的な対処法が、機器の「再起動」です。
パソコンやスマートフォンと同じように、通信機器も長時間稼働していると、内部で一時的なエラーが発生することがあります。再起動することで、そのエラーが解消され、あっさりと問題が解決するケースは非常に多いです。サポートセンターに連絡する前に、まずはこれを試してみましょう。

電源を抜くのは壁側(ONU)からが基本

再起動を行う際は、電源ケーブルを抜く順番が大切です。
まず、壁のコンセントに最も近い機器、つまりONU(またはモデム)の電源ケーブルを抜きます。次に、ルーターの電源ケーブルを抜いてください。そして、そのまま1分ほど待ちます。
再び電源を入れる際は、今度は逆の順番です。先にルーターの電源を入れ、ランプが落ち着いたのを確認してから、ONUの電源を入れます。この手順で、機器が正しく通信を再開しやすくなります。

ランプの色や状態で不具合の原因を確認する

各機器の表面には、現在の状態を示すランプがいくつか並んでいます。このランプの色や点灯・点滅の状態を見ることで、不具合の原因をある程度推測することができます。
例えば、「POWER」は電源、「LINK」は回線の接続状態を示します。いつもと違う色が点灯していたり、消えていたりする場合は、その部分に問題がある可能性が高いです。詳しいランプの意味は機器の取扱説明書や、契約している回線事業者の公式サイトで確認できますので、再起動しても直らない場合は調べてみましょう。

まとめ

この記事では、混同しがちなモデム、ルーター、そしてONUの役割の違いや、正しい接続方法について解説しました。各機器の役割を正しく理解することで、インターネットの接続設定やトラブルにも、落ち着いて対応できるようになります。
中国地方にお住まいの方は、より快適で安心なインターネット環境の実現に向けて、ぜひメガ・エッグの光回線をご検討ください。
詳しくは公式サイトをご確認ください。